今月のまんがタイムきららチェックポイント(2015年5月号)

先に総評

 今回は新連載は一つ、最終回一つと、小幅な値動きでした。じりじりとした変転を見せていると言いましょうか。そんな中でワタクシ個人的な言ではありますが、若干の低調さというのもまた見えます。どこかでドラスティックに変わらないといけないのか。でも、こういう変転っていきなり変わってる場合が、最近だとちょっと前まで低調と思っていたキャラットが一気に息を吹き返したのとか、あるので、予断を許さないであります。良い方に変わってくれればいいんですけど。この辺は新連載が物を言う部分なので、ざらせんせの新作の展開および華々つぼみせんせの新連載には注視したい所です。悠理なゆたせんせの『サクランボッチ』も、ここからどう振れるか、ですね。大変気になる所です。
 さておき。
 今回で最終回の華々つぼみ『コドクの中のワタシ』は大変美しかったです。ベタとは言えますが、はまる所にピースがカチッと定まったそれは、ただただ美しい。こうやって綺麗に終わられると、まだ出来たのではないか。まだやれたのではないかという思いにも囚われず、素直に完結してくれてありがとう、そんな言葉をかけたくなります。新連載にも期待かかる所ですが、さて、どうなりますことやら。

個別チェック三連段

  • 津留崎優『箱入りドロップス』
    • 陽一が! チケットで! 彼女を誘う! と言う事で、陽一的には気持ちが確定しているこの状況で動き出した、というのですが、前回の雫さんのあの行動から、映画行った後とかどうなるんだろう、といきなり先回り的に気になって仕方ありません。その前でも史上最も遠い壁ドンと、挙動不審が服を着て凶相で歩いていると言う事案であり、ぶっちゃけ陽一落ち着け! 深呼吸しろ! とか思うレベルでありました。世間話は「世間話をしよう!」って言ってやるもんじゃないから! 本当に落ち着け、陽一!
  • 湖西晶『〆切ごはん』
    • 戦慄の、親バレ! と思ったけど案外いい話に。ここであっさりと仲違いが治るならそもそも家出同然なんて起きないので、修復は時間かかりそうですが、でも、まずは一歩。寄れる線が見えてきたのかなあ、と。でも、かおりさんも見つかった! ってのは相当ヤバイというか、最悪ゆかりせんせよりヤバいと思われると思ったり。女の子が、男子向けエロ本を! あれ、超そそる。あ、ヨーグルトにドライフルーツは大変美味そうなので是非ともやりたいですね。お腹にもいいし。
  • シュガー『さつきコンプレックス』
    • 先生の「こちとら一人で、牛丼だぞ!」は今月のワンワードにしても良いレベルで素晴らしい切れ味だったんですが、Tバックネタが濃いかったの今回はこちらで。今まででもラッキーなのか分からないスケベを色々魅せてきたこの漫画ですが、兄の股間のTフロントが顔に、ってどうなのか。ある意味凄過ぎないか。女性がしても相当だというのに。黒須さんがドシャアアするレベルだというのに。そりゃダージリンの香りか! って錯乱するやつも現れるわ。でも、どんな匂いなんだろうか。

今月のワンワード

  • ざら『ふたりでひとりぐらし』
今日も一日、ガントレットぞい!
  • ざらせんせがネタにする空域に到達したか……。そして乗っかれるところはきっちり乗っかるなあ、ざらせんせ。