先に総評
今月号はゲスト多いな！ 君はホテルマンになれるな！ というせがさん感などを持ってしまう今回のまんがタイムきらら。そりゃ、前号で連載二つ終わって、更に連載が二つ休みなら、こうもなろう！ と鉄仮面台詞吐くのもしょうがないとは言えますが、最近はゲストに物足りなさを感じることも多いのも事実。もうちょっと突き抜けたモノもみたいんですが、わりとお定まりという枠内で収まっているのもある意味では安定していると言う訳でもあり。そう言いつつ、突き抜けたのが来たら「ないわー」、するのも読者の嗜みではありまして、中々難しい世界であります。
とはいえ、連載陣は十分に堅調なのが今のきらら。一時期はどうなるかと思ってましたが、ニューカマーがいい感じにお仕事されておられて、更に長期連載も安定期。このままなら、しばらくは、とも思うんですが、そろそろ終わりそうな雰囲気もある漫画もありますので……。そう言う意味では、かりそめの安定である、という理解の方が、今後の動向に対する心の準備が出来るのかもしれません。などと訳の分からないことを書いて、総評としたいと思います。
個別チェック三連弾
- 荒井チェリー『三者三葉』
- 出たよ、葉山ちんの悪辣さが！ という程悪辣な気持ちではなかったような、西山さんの学級委員長推挙が今回のトピック。でも、生徒会長とかのがいいんじゃね？ という双葉さんの言葉に、ほどほどでいい。という謙虚な（？）言葉を返す西山さん。なんとなく、このまま行くと色々とさせられそうな雰囲気がありますが、大丈夫なのだろうか、西山さん。わりと場の空気に飲まれるというか、あれよあれよしちゃうし。この学級委員長での仕事が評価されて、とかありそうだよなあ。なんのかんのでちゃんとしてるし。
- 津留崎優『箱入りドロップス』
- 雫さんラブになった陽一のちょっとした所での気持ち悪さが、なんというかそこ男みたいな毒抜きがないから……。龍田さんも一段落したから……。という感想をもたらすくらいにはちょっと薄気味悪かったです。嘘ついてぽかぽかされてー、でも嘘つけねーという辺りの気持ちは痛いほど分かるんですが、だからこそ痛いという困った状況。雫さんと陽一、この二人がきっちり彼氏彼女となってもなんだか存分にこの漫画続けられそうなものも感じつつ、でもそろそろ落とし所かなー。という小並感するばかりでありました。
- ざら『ふたりでひとりぐらし、』
- B地区。五点攻め。成程、健全回でしたね！（グルグル目）
