『スプラトゥーン』 .96ガロン私的覚書 デカライン高架下編

初めに

 この項は個人的に前年大ヒットゲーム且つ今年も大ヒットゲーム予定の『スプラトゥーン』の攻略のような覚書をつらつらと書いていくものです。過度な期待はしないでください。
 また、.96ガロン(以下無印)使われから脱した程度の腕前(ランク35。塗り面積35000)且つナワバリ専なのでガチマッチの攻略ではない点も留意いただきたい。ガチマッチ、怖いのよやつは……。という予防線を張りつつ、それではいってみましょう。

デカライン高架下について

 初期からやっている人なら大体最初の方でやったマップですが、異例の改装を経て色々と変化もあったマップです。そういう懐かしい思い出に馳せるのはさておき、マップ構成は戦う場所の設定が比較的分かりやすく、攻めと守りのバランスとタイミングも取り易いマップです。前は攻めがある程度進むと一方的な形になり易かったのがだいぶ改善されたマップという認識であります。要となるのは中央広場。そこからどうするか、が決め手であります。
 ではどういう風に攻めるか、あるいは守るかという話をやっていきましょう。

攻める場合

 このマップの要衝は、中央の広場。ここに集まって戦う、というのが基本になってきます。構成上、こちらの陣地、広場、あちらの陣地、というのが明確なマップですので、広場をどう制圧するかがそのまま勝率に繋がってくるところであります。
 広場への進入路は三カ所。中央の道なりの道、右の高台、左の脇道からの高台。この中で右の高台からは降りると戻れないので、本当に侵入する為だけのルートと考えた方がいいといいのですが、それを考慮してもわりと行くのには融通の効くマップです。
 ここでの無印の立ち回りは、中央の窪地の対岸に向かっての牽制射、窪地や対岸への突撃、こちら側の脇道から撃つ、相手側の脇道へ登って撃つか後ろを取りに行く、辺りです。この中で相手側の脇道からの攻めは、相手の人員を分断したり行軍を遅らせる効果はあるものの、仲間がちゃんと攻めてないと効果が無いので、やや難度がある攻めです。なので、まずは対岸への牽制射からの突撃を重視しましょう。
 牽制射で状況を作ってから突撃する訳ですが、その時は当然こちらの塗りが優勢な時です。そうなる前は攻め過ぎないが無印の、あるいは長射程ブキの合言葉です。突撃する時は鉢合わせにならないように余計に注意が常に必要ですが、無印は特に必要だと心得ましょう。とはいえ、突撃タイミングが味方のブキ構成にもよるのがこのゲームの難しく、そして面白い所でもあり、そして攻め時を考える一つの要素であります。牽制射で突撃のタイミングをこちらが作って、味方を援護するような方向の方がいい場合もあるし、こちらが突撃して味方を引き連れる方がいい場合もあります。この流動的な所を制すのは、どのマップも同じですが、分かりやすい構成なマップだからこそより明確になると言えます。
 首尾よく中央を制したら、相手陣地に攻めるターンですが、これは結構大変です。守りのターンでも書きますが、攻めきる、リスポーンキルの距離まで近づくのは進入路が一カ所しかない為、きっちり守られると難しいのです。なので、攻め過ぎるよりは制圧した地点を維持する方が勝率に反映されると思います。この場面での無印の役割は、敵の高台と脇道からの侵入を防止すること。特に左高台は比較的抜け出やすい場所でもありつつ、短い射程のブキでは攻撃がいまいち届かない場所なので、無印はそこを防止する役目です。それ以外は相手陣地進入路にある高台への牽制及び撃退もあります。相手陣地に侵入する道において、そこからの射撃は大変厄介。なので、これを撃ち落とすのも重要なのです。まあ、そうは言ってもここまで攻める場合もそんなにないので、押し込む時に覚えていたら、という動きです。
 また相手側脇道を封鎖して牽制も覚えておきたい動き。広場戦のノイズとしての動きから、制圧への動きへと上手く移れれば効果的ですが、これもやや流動性が高いので固執しなくてもいいです。抑止とノイズ出来ればいいので、どんな時もそうですが、ヤバければ逃げて、こちらの有利な位置に、というのは忘れないようにしたいです。

守る場合

 基本的に中央広場戦で守る行動は攻める行動と似ていて、対岸への牽制射、不意をついての突撃での荒らし、脇道高台での射撃、右高台からの射撃しつつ突撃辺りをすることになります。この辺の攻めと守りの混交がこのマップの醍醐味でもあるかと思います。そこから一歩引く場合は自陣からの中央道なりの道にある高台を使うのも必須と言えます。無印を使う場合もそこを上手く活用していくのは変わりません。それにここはスプリンクラーと相性が良い、敵の射撃は中々当たらないし、周りは開けてて塗り易い、ので、ここに置いて高所の利を活かして相手の攻めを食い止めるのがいいでしょう。ちゃんと侵入できる道、脇道も本道も見渡せる位置なので、余計に守りの要衝として活用できるのです。攻める方としてはここをきっちりされつつ連携されると中々落とせないので、ここをしっかり守るのが最終防衛ラインだと考えるといいでしょう。
 反撃の起点も、やはり中央道の高台。ここを基礎としつつ、中央に侵入していくのと連携して乗り切る、というのが基本です。そこ以上中に入られるとどうしようもないんで、出来るだけそこで食い止めたい所です。

塗る時の指針

 ナワバリでは当然塗るのが基本ですから、どう塗っていくか、そしてスプリンクラーをどう配置するかというのは重要です。まず自陣はリスポーン地点にそのままスプリンクラーは初手では有効です。その周りが開けていますから、広く塗ることが出来ます。それ以外では右のルートの小広場辺りや、守りの辺りで書いた中央道の高台上も有効な配置場所。守りつつも塗れるので、効果はあります。中央の戦いでも壁の上の辺りを狙って投げておくと、排除されにくく効果的です。
 射撃での塗りの方はルート選択で最適化する方向性が変わってくるので、味方の移動を見つつ得意なコースを作っておくのが、他のマップでもですが、重要です。デカライン高架下だと進む道は右に行くか左に行くかというのが明確ですし、こちらの射撃移動の遅さからしても、味方の行軍を見つつ選択していくのがいいでしょう。とはいえ、右より左の方が動きに幅が持てるので、そっち優先でもいいかと思います。。
 広場での塗りは同時に撃ち合いです。敵側に向けて撃っていれば、自然と塗れるという形になります。スプリンクラー設置の方針としては、先に書いたように潰されにくい場所が基本です。壁の上の方とかですね。それをしつつ生きている時間を増やすのも重要。その方が長くスプリンクラーが機能します。で、射撃で塗る場合は、まずこちらの陣地を増やすという考えで。突撃して一気に敵陣に、というのは塗り性能がいいブキならともかく、無印ではそれほど有効な手段ではありません。逆に塗り射程の長さを活かすように、自陣を増やす塗りの方が向いています。それで、相手を動きにくくし、こちらは動きやすくなる、というのが重要なのです。
 敵陣に攻める場合は塗りを気にするなら脇道と高台を、という攻撃する場合と同じ思考です。出来るだけ相手がすんなり移動できないように、という塗りが必要でしょう。スプリンクラーは攻めでは使いにくいので、予め敵の来る場所に置いて、または敵の動きを少しでも抑止する為に敵陣向けて投げ込むくらいです。

〆にまとめ

 デカライン高架下は、

  1. 中央制圧が要のマップ。中央での戦いをきっちりすると勝率に差が出ます。
  2. 攻め時と守り時を見極めるのが肝要なマップ。無理に攻めても無駄に守っても駄目。
  3. 塗りは戦っていると自然と出来るマップ。スプリンクラーは適宜壊しにくい位置に貼りましょう。

 の三点が要点になるかと思います。
スプラトゥーン個人的覚書