電撃4コマvol'248(最終号)徒然に感想

ゆとり『ちいさい奥さま』

  • 光ちゃんを話題の中心にした雑談回でありました。特にこれで最後! という雰囲気はなく、ふんわりした内容のまま、今回を迎えた格好です。
    • 特に最後だから、という意識がないというのは、ある意味ではこの漫画らしいといいましょうか。日常の一幕から始まって、一幕で終わる。なんだからしい終わりではありました。
    • 子供は可愛い! からのでも大変という話を見聞きすると、そういう時が来て、自分はちゃんと出来るか? とか思っちゃいます。今の時代、奥さんの丸投げなんて出来ないですしね。でも、おむつかー。出来るかなー。
      • その点、そういう部分をしっかりとする寛二さんはえらい。そりゃあーちゃんさんものろけますわ。ゲーマーとしても人としても、ああいう人になりたいところです。
……たまにヘンなところを凝視してたりするけど
  • 猫もしますけど、あれって何が見えてるのでしょうかね。ぼんやりではなく、明らかに何か見てる雰囲気だからなあ。

倉糖良菓『ジュークエイド』

  • 最後なんで情報量多くいきまっしょー! ということで今まで溜めてた内容をがん出ししてネーム量多い最終回となりました。個人的には一応内容は処理できましたが、でもちょっとガチャガチャし過ぎてませんかね―! ではありましたよ。
    • それでも尚、ここで終わるかー、という部分で終幕となったのは、ちょっと勿体ないところがありました。形としては綺麗に終わったと言えばそうなんですが、もうちょい長ければ違ったかなあ、とも思ったりする終わり方。後一回あれば、でも、うーん。
    • ユビキ先生は目的は一応果たせたけど、ユーリさんのパパンの話は結局、でしたしね。凛々天がそれに絡んでると思ったけど、そういうのなかったですし。どうなっているんだろうか、ユーリさんのパパン。
    • 最後、ユーリさんと盟が接吻を、というのは良かったです。いつかそういう話になるのは必須な漫画でしたし。その端緒であるとはいえ、ちゃんと通過したのは良かったことでありますよ。まあ、皆がいるところで、というのが青春だなー。周り見えてないなー。という案件でしたが。

鈴城芹『CLUB ゲーム倶楽部』

  • 今回は〆の雰囲気を出しつつ、このカップリングどうなるんだろうなあ、というのが思われる内容となっておりました。
    • すう工が色々あった結果、工助をすうちゃんが面倒な人だなあ、ってなるという予測な事態に。それでも工助が、というのを壱さんがインターセプトして、ストレスのせいにしたりと、今後この二人はどうなってしまうんだろう。という気持ちにさせられました。工助が流石に小学生に手は出さない奴だとは思うんですが、こいつを好きだと後々、ということなんでしょうか。それでもひどいよ、壱さん!
    • 対する壱さんは、走くんに対して、きゅんとはしないけどぐっとくる言葉を貰って赤ちゃん作って結婚しよう! とか言い出して、あんた工助にはだったのに自分はいい、って言行不一致ですよねえ!? という事態に。走くんの場合は壱さんは結構仲がいいレベルの相手なんでしょうけれども、壱さんには走くんは結構特別な人なので、そうなってしまうのもしょうがないかとは思いますけれども。
    • 一人カップリングのない歩さんは、存在感薄かったですね今回……。最後にゲーム倶楽部を受け継ぐ! とかペターンしながら言ってましたが、お前の頭で、か? とそこは誰もが思っただろうなあ。
うちの店じゃないと集まらないとか言われるとなぁ
  • 実際、ゲーム倶楽部という店は現代では既にローファンタジーレベルの存在なので、だからこそ存続してほしいなあ、と思ってしまいます。どんどん場末のゲーム屋が消えていった土地に居ると、特にそう思いますよ。
こんばんわー
  • ゆ き え さ ん だー!
    • この漫画でも、最後にゆきえさんが見れた。それで満足するしか、ないじゃないか……。というか大満足ですけど。
    • 今回、案外『家族ゲーム』との漸近な話もありましたね。占野家にアーケードゲーム機が搬入された、というのとか。由寿さん、輿入れしたのか!? というね。輿入れでもしないともっていかないだろ、あれは。いや、輿入れで持っていくのかという気もしないでもですけれども!

岩瀬さとみ『モリアシナ大陸紀行』

  • 最終号に、新連載だー! 嘘だそんなことー! 橘さん! あんたと俺は! 仲間じゃなかったんでうあっ!
    • ということで最終号でいきなり新連載。ある意味伝説的立ち回りと言えましょう。内容的には一冒険者が寄った宿の厄介事を解決してクールに去るぜ。というお話であります。何故か超強いのに冒険者のランクは最底辺、というイマドキアトモスフィアもありつつ、この漫画が続いていたらどうなっていたのかなあ、という気持ちにさせられる、そんな一作でした。
    • 終了決定前から準備していて、というのがあとがきで書かれていますが、それならそれでもうちょっと早くとかですねー!
      • それ以上に個人的には『ゲーム犬』がなかった感じになってるのがですねー!

北浜勇介『ゲ〜まん』

  • 最終回だよ! 名前だけ出てたやつらも全員集合! ということで、持ち込みネタからいつの間にか終わっていた文化祭ネタ、そして最終回ですよとオチを付けるのでありました。
    • 持ち込みネタは電撃4コマの去就を考えると素直に笑えないから困る。今後もこういうことになる人多いんだなあ、と思わされるというかなんというか。
      • 広い部屋で待つ、というので何故か新城一馬『蓬莱学園の犯罪!』を思い出すから困る。あれにも待っている人間を卑屈にさせるのがでかい部屋だ、ってネタがあったんですよ。ただそれだけで、なんか思い出しました。関係ないですけどね!
    • 文化祭は、時系列的にもうちょい続いてたらやるネタだったんだろうなあ、というので、文芸部の人の登場とか1話掛けてやったりする予定だったんだろうなあ。というのが見えてやはり素直に笑えないから困る。その上で刷り過ぎぃ! もあって更に素直には笑えない。メタに笑えますけども。
「今回で最終回っス」
「なん… だと…?」
  • 三年生組は出て来る予定はなかったんだろうなあ、というのが、全員男な時点で透けて見えるので、これは素直に楽しめました。オチ要員、お疲れ様です! ってね。
    • 扉の方でも最終回ネタしながら、こっちでも最終回ネタで〆る。いい構成だったと言えましょう。ある意味ではネタに困らなかっただろうなあ、とかなんとか。

野月楓『ゲマママ』

  • 某限界シリーズネタからGOに入りて居候ものの基本に従う、ような内容でありました。
    • 限界シリーズは未来に生きてるよなあ……。おっぱい成長縮退思いのまま、っていうのをゲームシステムに落とし込む、というのはやや正気にては大業ならぬなり感です。そりゃ、おっぱいの嫌いな男の子はいませんからね。確実にニーズはある訳ですよ。でも、それを確実にしてくる、っていうのは中々。出来ておる喃……。
      • 実はこの漫画が見れなくなるのが電撃4コマ終了において一番切なかったり。ラビと圭介のバカな語らいが見れなくなるのか、と思うと喪失感がパないです。こういうゲーム系エロ要素に対して直ではなけど直截な漫画って無いですからね。惜しい漫画がなくなるなあ。
    • GOネタはもうちょっとしておくべきだったか、という感じで小ネタでありました。三太郎とお父さん犬の名前出すのはかなりギリギリだけど、大丈夫なのかなあ。
じつは俺…
 故郷の星に帰らないといけないんだ!
  • な、なんだってー!? という風にならずに、次いつ戻ってこられるの? という優さんのしれっとっぷりすげえ。たぶんネタだし、それに永遠に会えなくなる訳でもないだろ、って感じですよ。しんみりしない辺りがこの漫画らしいし、ラビと優さんの関係らしいです。
    • これが沙由とモンガだったらえらいことになりますよ。沙由がん泣きでしょうね……。まあ、モンガはラビみたいにネタっぽく嘘を言うわけでもないから、余計に確実な事ってなりそうですが。

こもち『我が王に願う』

  • 今回は3回もある、という優遇なんだか厚遇なんだか大変なんだかな状態です。今回ちょっと太い理由の一端ですよ。
    • 一回目。つららさんメイン話で、風真さんがつららさんに、色々あるけど彬や澪に良くしてくれて、ありがとう。俺たちとよろしくつきあってください。って言われてまた機体の方が大ダメージになる、という。好意の意味合いは違うけど、でも好意を向けられて、というのが分かるので、尚更風真さんは妙な隙があるよなあ、という事態でありました。
    • 二回目。彬さんがちょっとでも頼らないようにしよう、と奮闘する回。風真さんが甘やかしすぎ系駄目人間なのが良く分かる回でもあります。それでもちょっとは、というのが見られるのが良い所。それと、牡丹さんはなんで彬さんに付き従うのか、ということの解答があるのもこの回。彬さんが理想の主君、というのが良く分からなかったですが、そう考えているのならそうなんだろう、という理解でいいかと思います。そこに答えが出ただけでも御の字ですよ。
    • 三回目。この漫画の〆となる回。なんとなくいることが多かったるうに視点が、という回ですが、でも結局東雲家に収束するので、この漫画は東雲家の話だったんだなあ、という今更の気づきを得るのでありました。でも、やっぱりるうは可愛く思えないだよな……。なんでこいつが可愛いことになっているんだろう。って毎度思ってましたよ、ええ。
何があってもお前の味方でいてやるぞ!
  • 先に可愛く見えない、と言いつつ、ここの言葉は健気よ喃、ってなったので言行不一致ですね、はい。
    • この漫画の終わり方として、この台詞は重要なものがあるのかしら、とか。向こうの世界のお妃様が今一つ判定らしく、もしかするとこっちに逃げてくるという展開とかもあったのかしら、というのが、そういう時にも味方だ、というのに意味合いを持たせているのかなあ、とか、良く分からないことを考えましたが、でもこれ最終回だから! 気にしなくて結構!

椎名春日『SW7年目』

  • 偶にアグレッシブになる木下さんのオフ会話。ヤバい人とかいたのかしら、と思ったけど、まあ社会人しているならマナーとか体裁かで大体大丈夫だよな、というのがむしろ納得できる内容でした。そりゃそうよ。
    • 最終回として、最後に一言あるくらいで、後はいつものSW節。オフ会で、木下さんがゲーオタらしく色々と危険水域を見つつお勧めをしていったという話は、そういうのが結構出来るのに普段使いはしないんだよなあ、という風にも思いました。そりゃオタでない人ではないんだからこそ使えるんだよ、とも思ってまた一人納得したり。

とげ『となりの特異点

  • 前回がなんかやってきた! の話で最終回になってしまったので、結構バタバタして〆の感じが全くなかったのが逆に好感でした。そりゃ、あの展開じゃどうしようもないよね! あるいは既にここまでの原稿は渡してたという可能性もありますが。
    • この漫画も連載の合間が安定していれば、と思うと、勿体なく感じます。その辺色々あった臭いですが、代原みたいな扱いだったのかなあ……。とも。それなら今回の展開もうなずけるか。
    • 今回の話、ステラがかなり悪役くさい展開していたのが個人的には良かったですよ。殺ったり殺られたりじゃねえんだよ、この世界は。とか言いながらなんか送り返してたのか封印してたのか、してましたが、あそこ妙に悪役アトモスフィアでしたよね。そういうのが似合うよなあ、ステラ。

黒咲練導放課後プレイ HighHeels』

  • ゲームとあたし、どっちが好き? ある種究極の選択を迫られた彼氏さんは……。
    • 彼女さんはゲーマーなので、この問いに際して行おうとしていたセーブ消しは、できぬぅ! だったのが好感度高いです。そりゃそうよなあ。ゲーマーなので頑張ったデータは当然敬意を表しますからね。ゲーマーあるあるですが、今でもPSのメモリーカードを大事に持っている人もいるはずです。それ程、ゲームのデータは重いんですよ。
    • でも、彼氏さんは消しても許した、怒るけど。というのでね。なんだよもうラブラブかよー。最後までラブラブかよー。というね。電撃4コマ最後の最後を、この漫画のイチャイチャで終わらせた、というのはなんだか、それらしいというか。でありました。

電撃4コマ感想