先に総評
今月号でのトピックは、大きく分けて三つ。はりかも『うらら迷路帖』加入、阿部かなり『みゃーこせんせぇ』二話掲載、そしてきゆづきさとこ『棺担ぎのクロ』のクライマックスへの怒涛の流れ。一つずつ見ていきましょう。
まずうらら。完全に今までの読者じゃないと置いてけぼりをぶっぱする内容でした。知っている身からすると大変いい形ですが、そうじゃないとマジどうするんだろう、という感じ。既刊単行本買えよ？ 全くその通りですな！
とはいえ、この子たちがわちゃわちゃするんだな、というのがきっちりわかるし、どういう感じの子なのか、も大体分かるので、成程やるじゃない。とも思えました。自分はどうしても知っている組なので、全く知らない人の反応が見たいところです。
二つ目。『みゃーこせんせぇ』二話掲載。今まで6ページ連載でしたが、次から8ページ連載になるという話で、この漫画がきている！？ という驚愕があったり。今回の内容も中々突拍子もなく素晴らしかったです。なんだキノコって。というかなんでタケノコなんだ、骨。キノコと全く縁も縁もないだろお前！
最後、クロはとうとうここまで来ましたが、どうなるんだこれ！ っていうまたしても驚愕な内容でした。自分の作品の終わり方をどうすると思う？ と提示してくる剛腕も凄い。そこやりますか！ 提示しますか！ どうするんだ！
とかなんとか。
個別チェック三連弾
- 川井マコト『甘えたい日はそばにいて。』
- 楓さんサイド、というかあずきさんサイドの話でした。あずきさん、ひなげしさんのことで、その恋心のことを話したことで色々と考えてしまっているのですが、それで楓さんに何かを語りそうになっています。この行動がこの漫画でどうなるか、というとたぶんいい意味ではなく悪い意味で話を進めそうです。ちょっとそういうのをがっつりとぶっこんでくる可能性が高いな、と予感させられます。なんかいい方向に向く気がしないんですよ！ 怖いよ、川井マコト先生コワイ！
- 鴻巣覚『がんくつ荘の不夜城さん』
- ぽや野『ぽんこつヒーローアイリーン』
- 純ココアさんの際どい所、魅せちゃうよ？ ということで超面倒くさいヲタなのが発覚する純ココアさん。恥死しかけながらもラブリーメロンさんのコスに駄目だしするという、本当に面倒くさいオタっぷりです。その前に、可愛いフリフリの服を幼女に着せようとする、というこれで男だったら0コンマ1秒で警察にお縄案件したりするので、本当にたちが悪いです。一方、ラブリーメロンさんも本名に触れようとすると0コンマ1秒で口をふさぎに行く辺り、闇が深い。その二者に対してアイリーンさんのうぶな視点は可愛かったです。あの年で初心ってお前案件ですが。
