先に総評
聞こえるだろう。足音が。きらら新生の足音が。というくらいに、現在のきらら誌は激動の時代です。きららミラク産の作品、鴻巣覚『がんくつ荘の不夜城さん』とはりかも『うらら迷路帖』の終了が来月に固まっており、ある意味で真にまんがタイムきららミラクが終わる時が来た格好です。つまり、一つの時代が明確に終わる。そういう手前まで到達しました。
その一方で、きらら産漫画は色々と堅調。特にルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』が初の表紙&巻頭カラーを奪取。時代を感じさせる形になっています。その後がかきふらい『けいおん! Shuffle』で更にその後が三上小又『ゆゆ式』、というのでまだまだ新たな時代には遠いかもしれませんが、流れは来ているでしょう。
後、新時代を感じたのは大熊らすこ『星屑テレパス』。ぼっち系女の子と宇宙人系女の子のきららチックコミックとなっております。これがかなり来そう、という予感がします。ある意味ではぼっち系は今のトレンド。そこに宇宙人を混ぜるという、それだけではないアプローチ。ある意味ミラク時代の後だからこそできる一作であると感じました。うん、来るよこれ。女の子可愛いし。
とかなんとか書いて、総評とかえさせていただきます。
個別チェック三連弾
- ルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』
- 海老川ケイ『夢見るルネサンス』
- 登場人物にはメシウマかメシマズ属性、どちらかが搭載されていなければいけない。そういう不文律でもあんのかよ! と思ってしまう、鳥居さんメシマズ&リーシャさんメシウマ回でした。流石に料理に対する知識が無さすぎるタイプのメシマズはあわわ、あわわしていいですね? 流石に唐辛子くらいは知ってろ! ですし、ネットを使え! をリーシャさんがするという展開は良いものでした。
- 阿部かなり『みゃーこせんせぇ』
- ちょっとラジオ体操見守りすることになるみゃーこせんせぇ。しかし、そこにはフクさんが! ということで特にすったもんだはない回でしたが、細かいネタが沢山あって楽しい回でした。フクさんがすぐに暴言を吐いたり、しかしラジオ体操常連、小学校からずっとやってる、とか、子供たちのいいお姉さんだとか、とにかくフクさんの一面が見え過ぎて、はしばしからフクさん回だ、と主張している感じでした。キャラ押し出していくの、良いよー!