今月のまんがタイムきららチェックポイント(2018年11月号)

先に総評

芳文社ファンはもうそろそろハッキリと言うべきなのですッッ
 まんがタイムきららは保護されているッッッ

という全ては、我が、戯言なりを発するくらい、今回のきららは疲れました。中盤までは連載陣なので比較的安定度が高かったのですが、後半に入るとゲスト攻勢になる上に、そのゲストがもうちょい足りない感じというか、届かんよ! なものであったのです。今月と来月で一つずつ連載が終わるというのに、これでは穴が永遠に埋まらないのでは? そう言いたくなる出来栄えでした。個人的に。(予防線)
さておき。
しかし、連載陣は大変安定度が高いのです。実際、連載陣で埋められた中盤までは大変楽しく読めたのです。ストーリー4コマとして完成度の高さが際立ってきた、はりかも『うらら迷路帖』と川井マコト『甘えたい日はそばにいて。』とか、コメディとしてのノリの良さと地に足が付いた感じが得難い、かきふらいけいおん! Shuffle』とか、連載陣だけ見るとかなり高レベルな状態なのです。それ故に余計にゲストが多過ぎないかという部分が気になってしまうのも、致し方ないと思っていただきたい。それぐらい偏っているのです。これが是正される頃が来るのかどうか。ちょっと様子見が必要だとして、総評の締めとしたいと思います。

個別チェック三連弾

  • かきふらいけいおん! Shuffle』
    • 楽器見に行こうぜ! 回。前作『けいおん!』では楽器が既にある面子が多かったり、わりとしたのに速攻買えたりとお金持ち……、案件でしたが、『Shuffle』ではそこのところがちゃんと高い! ってなっているのが好感度高いです。基本的にスロースターターな感じな今作ですが、それでもそこを丁寧にしつつ人物の持ち味を隙無く際立たせている手管は、流石にアニメ化した漫画の作者は違うぜ……。という謎の敬虔なる畏れが発動します。すげえ……。←語彙が
  • 阿部かなり『みゃーこせんせぇ』
    • 文化祭と言うとなんで皆喫茶店したくなるんだろうか。特に創作のは。という疑問に鈍く回答する回でありました。後、みゃーこせんせぇが中学高校と飛び級で過ぎ去ったので、文化祭超楽しみ! ってなってたのが良かったです。さて、それで何をしでかすのやら。案外何もないまま文化祭後の話になってしまってもおかしくはない漫画ですが、そこはそれ、ちゃんとするでしょ。
  • ルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』
    • 豪勢に二話掲載! 新妻ちゃんさんがおぱいのせいで色々と不審になって、という巨乳の部分へのアンサーをきっちり仕込んでくるからこの漫画好き。ついでにそれなのにだーくんさんはちゃんと自分を見てくれて、それで不審が払しょくされてきている、というので、なんだかとっても、ありがてぇじゃねえか……。とCV稲田徹になってしまいました。だーくんさん、お前いいやつだな。

今月のワンワード

あひーーー

  • あひーーーってなんだよ。というのがまさになんだよだったので、流石の『ゆゆ式』です。この絶妙に絶妙で絶妙な脱力感!