今月のまんがタイムきららチェックポイント(2019年1月号)

先に総評

 今回のピンポイントは、きらら創始の頃から今まで活躍し続けた、荒井チェリー三者三葉』最終回でしょう。自分は『けいおん!』2巻収録部分くらいからきららを購読していますが、その頃からずっとある、色んな漫画が終わっても、ずっとある『三者三葉』という存在は、気が付いたら結構でかいものになっていたのだな、とその最終回を見て思いました。というか、来月から、『三者三葉』が、無い? 何を馬鹿なことを言っているんだ? という愚かな自己逃避に! すら追い詰められました。それだけ、いつの間にかでかい一作になっていたのです。
 これで時代は『ゆゆ式』が最古参という事態に突入するきららですが、相変わらずゲストの多い誌面であります。後半のゲスト攻勢は流石にそろそろ食傷気味というか、安定しないなあ、という気持ちが強いです、最近の新連載すら脳内ではゲスト扱いなので、この状況に慣れていけれてない、ということでしょうか。でも、もうちょいいいゲストが来てくれることを祈りたいです。

個別チェック三連弾

  • 湖西晶『下を向いて歩こう』
    • 湖西先生新作はビーチコーミング! というのを前回やるのを忘れてたので今回します。ビーチコーミングというまた変な部分を狙い撃ちの作品ですが、人と人が巡りあう漫画としては流石の出来栄え。なんかこの子、気に入ったな、って感じになっていて、成程百合ですね尊い。と脊髄反射してしまいます。個人的に眼鏡っ子がわりと王道な科学オタクで好きです。いきなり早口になるのはオタの基本行動ですヨネ。
  • ねこうめ『こはる日和。』
    • メカクレ且つ巨乳と眼鏡且つスレンダーのコスプレむつみあいって素晴らしいですね。ごちそうさまでした。それしか言葉が見つからない……。
  • 阿部かなり『みゃーこせんせぇ』
    • 懸案であったお化け屋敷回。お化け屋敷ネタをこれでもかー! とぶっこんでくる様は心地いいすらあります。ステファン(骨格標本)の扱いからお化け屋敷の驚かしのバリエーション、そしてカフェとこの気合の入りよう。それだけで面白いすらありました。最後にビビらせるネタとしてダッシュゾンビでバタバタと締めくくる辺りも大変良好でした。待ってて良かったお化け屋敷ネタ。

今月のワンワード

お父さん
 お母さん
バイトお疲れさま

  • お父さんとお母さんがバイトで生計を立てている、のではなく、サンタがバイトで、という流れからの言葉です。成程、父母がサンタでサンタがバイトなら、つまりバイトお疲れさま。うん。←言い募る程野暮な典型