今月のまんがタイムきららチェックポイント(2017年10月号)

先に総評

えっ!? 次回で『泣き虫ストテラジー』が最終回!? というきららによくあるパターンに。個人的にはもうちょいみたい話でしたが、こうなってしまったか……。という感想になってしまいます。もうちょっと状況を見て伸ばすみたいなことは、うーん、『オリーブ!』がそのような局面だし、複数は難しいのかしらねえ。
それ以外でも、全体的にゲストが多いなあ、という号でありましたが、しかし、今のきらら本誌は様々な作品がその色を十二分に出し過ぎて、しかしそれでギリギリバランスが保たれているという一種の奇跡のような形なので、ゲストという干渉帯はむしろ必須なのでは? と一つ錯乱などしてしまいます。『棺担ぎのクロ』と『ゆゆ式』と『きらきら☆スタディー』と『甘えたい日はそばにいて。』が同居しているんですよ!? 超絶の奇跡じゃないですか!?
という感じの2017年10月号でした。

個別チェック三連弾

  • 篤見唯子スロウスタート
    • スカートを忘れる! なんと聞こえのよい言葉か―――。という冗談はさておき、今回は夏休み明けの皆が集う、という中で、この漫画の人の繋がり、というのがきっちりと形として表れていた回だったかと思います。栄依子さんと先生の関係性に、冠さんもかかわってきそうな展開になって、その組み合わせキュンキュンしますよ!? ってなっておりました。いやあ、先生罪な人だわ。
  • 川井マコト『甘えたい日はそばにいて。』
    • ひなげしさんに脅迫めいた電話をした方が判明! というのはまあ、大体わかった。ともやし感ですが、今回はひなげしさんの想いが素晴らしく気高い感じなのが注目点です。たとえ別人格になっても、いつまでも、一緒に居たい。そういうひなげしさんの想いったらもうね! 楓さんもこの気持ちに気づけ! と思わんでもないですが、前提として人に恋することはないというのがあるから、まさかなあ、ってなっているのはお美事! お美事でございまする! という謎の褒めを行ってしまうくらい自然な鈍感展開ですよ!
  • 湖西晶『三時限目は魔女の家庭科』
    • マジョ先生に迫る、勇者の魔の手! というと語弊があるのに、実際その通りなのですよ。家とか世話してもらったりしてますしね。着実に勇者の子孫の搦め手にはまってます。にしても、ユーシャちゃんはキャルン顔出来るのにどうしてマジョ先生の前では死んだ目になるんだろうか。死んだ目が素なのか、キャルン顔が素なのか。マジョ先生の前では気が抜ける、というのでもない感じだしなあ。あるいは、下に見れる相手だから、全力で下に見ているという感じなんでしょうか。

今月のワンワード

雨水を溜めたものだ

  • 人間の作るものが信じられないからって、自然派しすぎです! ヴェロルさん! そして簡単に餌付けられすぎです! 何この可愛いの!