『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第110幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 年始早々毎日やるのが途絶えてました。年始なのでね(?)。
 年始休みめいた展開はさておき、今年も日和感想は継続したい。それなら休んでる場合じゃねえ! となっておきながらですが、俺にだって、寝正月したい時くらい、ある……。とキバヤシ断念となっているのはかなりダメ展開。なので、その駄目さを断ち切る意味でも、本日から日和感想毎日やるのが定めなのです。
 訳分からんことを書き走りましたが、まあ今日から頑張るってことです。がっつり書き貯めて、楽をするぞお!
 さておき、ページ数とコマ数確認、今年もちゃんとやっていきます。成果になるものができたらいいなを形にしたいです。何の成果も、案件かもですが。
 そういうことで、それではいってみましょう。

第110幕 飛鳥一武道会

大体の内容

 下っ端の十二階位のものに邪険に扱われた聖徳太子は、武道会を開催して示威をしようとするのだが……。

感想

 武道大会! そういうのもあるのか。ということで聖徳太子が武道大会を開くという、史実性ゼロのネタに。なので、ここぞと今まで回想の中だけの登場だったゴーレム吉田やフィッシュ竹中など変なキャラに出番がある、というのをやってきます。これでよりいかれポンチなネタだと提示して、いかれポンチの展開へと発展していきます。
 ここで好きなのは、太子が妹子の攻撃をルール的に封じつつ、でも自分はボディアタックだから問題ない! とするところ。攻撃技がボディアタック択一なので、パンチやキックをできないルールにしても支障がない、ってずるいにも程がありますが、そのボディアタックが48ある、とか言い出したときは多過ぎる! と噴きましたし、実際本当に48ありそうな異次元タックルモーション3回中3回噴きました。これだけ特異なボディアタック、凡そ他の漫画では見られないぞ……。
 他では他ノ事考輝の他の事考えるにしてももっと考えることあるだろ! な小ネタを挟むのもいいと思いました。史実と関係ないが故に、もう無茶苦茶するぞお! という意志を強く感じて、その最たる例が太子と妹子以外のキャラであるな、と。リアリティラインがここまで下がってますからね! という示威とすら言えるでしょうか。この漫画読んでる人がリアリティラインを今更気にするか、はありますが、馬鹿話だからな! と敢えて感じさせる必要を、増田こうすけ先生が感じたりしてたのかもなあ、とかなんとか。

何ネタ?

 聖徳太子ネタ。とはいえ、史実ネタとはいえない聖徳太子に勝手に武道大会を開かせる展開です。1000%史実にない行動ですが、それなので冠位十二階ネタもちらっと混ぜているのがテクいところです。この無茶苦茶さをテクといっていいかという点を除けばよーッ!! 最低限の聖徳太子ネタである意味、という解釈もできますが。

ページ数とコマ数

  • ページ数:12ページ
    • ページ数意外とありますが、小ボケを積み重ねつつ、天丼や変キャラをかましているので意外と長く感じない仕上がりです。こういうのも、増田こうすけ先生出来るんだ、みたいな謎上から目線もでようものです。
  • 総コマ数:73コマ
    • 最少は3コマで1ページ目。最多は8コマで11ページ目。6コマと7コマが入り乱れている回でした。平均は6コマとほんのり。3コマが効いています。
    • 聖徳太子61コマ登場。流石の太子、ボケが多い中でもちゃんと大ボケとして存在感のあるコマ数です。小野妹子48コマ登場。今回はボケがあちこちにいるのでツッコミ大車輪。でも太子に打撃できるので少しマシな回だったであろう。ゴーレム吉田さん3コマ、フィッシュ竹中さん3コマ、他ノ事考輝さん8コマ登場。細かいボケ要員ですが、その細かさでこの回を彩っていました。

過去ログ

まとめ置き場