感想 あfろ 『ゆるキャン△』7巻


ゆるキャン△ 7巻【Amazon.co.jp限定描き下ろし特典付】 (まんがタイムKRコミックス)
(画像のリンクが物理書籍のページ、文章のリンクがkindle版のページ)

大体の内容「なでしこさんのソロキャン。そしてちらつく女の影」。いや、単に大丈夫か気になってしまったリンさんと桜さん(なでしこさんのお姉さん)なんですが。という訳でとうとうなでしこさんがソロキャンデビューする話。それが『ゆるキャン△』7巻の大枠なのです。
そもそもリンさんの影響でキャンパーになったなでしこさんなので、その延長線上でソロキャンをするようになるというのは、大変分かりみです。しかし、無計画にソロキャンをしようとしない、リンさんにどういう注意事項が? とかきっちり聞く辺りが聡い子だなあ、という印象をもたらせます。それだけリンさんに対して信頼を置いているという面でもあるし、リンさんと初対面した時の無計画行動への反省もあるだろうし、しかし他の野クルメンバーに聞かない辺りがリンさんへの信頼度だよなあ。
さておき。
リンさんの注意事項は門外漢からしてもかなり納得するというか、そりゃそうだ! と思わされるものでした。家族にはちゃんと言っておけとか、電波の入りは気にしろとか、情報収集は怠るなとか、一々頷かされます。この辺は案外お爺さんの薫陶を受けてのことであるのかなあ、とも。その辺、聞いてそうですヨネ。
で、その注意事項の中でもっとも成程、と思ったのが時間つぶしのこと。一人ではすることがマッハでなくなる、最悪飯食って寝るだけになる、というのが大変成程と。一人旅でも、一人しかいないから最悪飯食って寝るになるのを、どうするかって考えるもんなあ。というので大変納得できました。基本ボッチ性能が無いと楽しめない部分があるんだな、ソロキャン。
さておき。
そのソロキャンでなでしこさんがすると決めたのは、キャンプ飯のお試し。一人なら失敗しても問題ないから色々試行出来る! というので今回のソロキャンではホイル焼き系を攻めるというのをしていました。確かに、一人じゃないと試しにくいジャンルですヨネ、ホイル焼き。美味しいのか美味しくないのか分からないのを乱打する訳にもいきませんし。実際、トマトうめー。アボカドいまいち。などの知見を得て、次のキャンプで使えそうな塩梅でした。
しかし、このキャンプ飯試行には落とし穴が、というか単にそこのキャンプ場の仕様で、コンロを使える場所に電波が届かなかったのです。それが何を意味しているかと言うと、なでしこさんのことを気になって仕方ない二人、リンさんと桜さんが連絡取れねえ! というのでリンさんの様子を見に来てしまったのです。
ということで、今回はリンさんと桜さんが案外出会う巻でもあります。日があるうちに桜さんがぶらりとしたところでリンさんが出会って、なんか気まずい。からのテレビ番組繋がりで少し打ち解けて、更に夜になでしこさんの無事を両者確認してからの夜景を見よう、というので人によっては桜リンが花咲いた! というものなんだろうなあ、という流れでした。その後になでしこさんが近づいてきてヤバい! もありましたが、個人的にはなでリン派なのでここで見つかってこの雌犬! も良かったかと思います! ←過激派かよ
その辺は個々人が勝手に妄想する部分だよなあ、とかなんとか思いつつ、この項を閉じたいと思います。