今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2018年4月号)

承前

まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。

カヅホ『キルミーベイベー

キルミーというとやすなが大体バカなことをするのが典型的です。あるいは黄金パターンともいえるそれについては、今回も御多分に漏れません。
しかし、開幕一ページ目で大体分かった。という門矢士感が出るというのは中々ありません。催眠術、という単語が出た瞬間に最後がパーフェクトに読める、んですがその道中は大変起伏に富んでいます。富んでいますが、やはりそうなるか、という落ちへの向かい方ではあります。でも流石にあの眼鏡は予想外です。どうみてもそういう類の物じゃない! はめられている! というのが分かるデザインで、そこを流石俺たちのやすなだ。という気持ちで受け止めてしまったりもします。この辺の、やすなならしょうがないという読者側のコンセンサスが、いつにもまして強かった回だと思います。
え、オチ? やすな催眠術に弱すぎぃ!

黒田bbAチャンネル

かなり前に凄い勢いで交際に発展した佐藤先生と鬼頭先生。しかしお昼に一緒にご飯を食べる、というくらいの付き合いだったので、鎌手先生は一計を案じ……。
ということで初デートとなる、前の段階で今回は終わってしまいます。ページ数が少ない! ダムッ! でも初デートで色々と張り切る鬼頭先生が素晴らしかったので、デート編の方はもっとよいものになりそうな予感です。懸念は、佐藤先生がどういう風にくるか、ですが。いまいち分からんからなあ、あの人。鎌手先生は絶対つけてデートを見届けるとも思うので、そこがどうなるかも楽しみです。これで次回デート編無かったら暴動に発展する。というか発展させる。←落ち着け

みらくるる『メイドさんの下着は特別です。』

祝! 新連載! 今回はキャラの関係性が増える回でしたが、あのご主人様の周りにはなんか羞恥に対してベクトルがおかしいか、ベクトルが狂いやすいか、そういうタイプがこぞって集まっている雰囲気です。いつか、蘭子さんもその空気に染まってしまうのか。朱に交われば赤くなるという名台詞を知らないのかよ。とかいうレベルまで染まってしまったらどうしよう。そしてやっぱりこの漫画の女体はエロい。それだけで、満足、したぜ……。個人的にはもう一段、何かにヤバくなって欲しいんですが、それで短命に終わっても、なので思うだけにしておきたいと思いもあ雄。