承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作は中々に選ぶのが難しくなってきました。総じてレベルが上がってきていますのよ!
選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。楽しいと乗れるじゃないですか。リズムに乗るぜの精神です。
それではいってみましょう。
黒田bb『Aチャンネル』
出たぜ、ヒラちゃん回。るんちゃんも大概天衣無縫ですが、ヒラちゃんもかなりの天衣無縫。この二人に挟まれていたトオルンがその頃如何にきつかったか、というのは推して知るべしであります。俺はもうヤバいと思う。
そんなヒラちゃん、就職した! と皆から羨望のまなざしで見られることに。社会人だから一万円を自販機で! とか、いや、それは社会人じゃない。というムーブなどをしていました。ああなりたい、というナギの気持ちも少しわかります。あそこまで天衣無縫には中々なれないですからね! 本当は当然受験に精神を縛られない、自由になりたいってことですが! そっちの気持ちも超分かるー。なったもんなあ。
カヅホ『キルミーベイベー』
開幕日本刀というので、もう駄目だ、お終いだあ……。と読者としてはベジタブル顔になり、そして当然その通りの回でした。もう駄目だ、お終いだあ……。久しぶりにあぎりさんが出なくても酷い回でもありました。とりあえず、日本刀で斬る! の方向にはいかなかったですが、それがなら血糊だ! という方向転換出来るカヅホ先生の頭の素晴らしさ(婉曲表現)は生半なものではないな、と唸らされます。
つか、最後どういう風にそうなったのか、というのがよくよく考えると辻褄あってないんですが、でもそうなったか……。という妙な納得感がありました。こちらも完全にカヅホ先生に調教されてしまっています。もう駄目だ、お終いだあ……。