今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2019年8月号)

まんがタイムきららキャラット 2019年 08 月号 [雑誌]

承前

 まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作だとバランスがいいのです。たぶんきっと。きっとたぶん。
 選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。その方が楽だしね! 楽はしたい。
 それではいってみましょう。

伊藤いづも『まちカドまぞく』

 はいデート! 焼肉デート! ということで、ザック&バランに語りあったらいいんだよ、焼き肉を食いながらさ! と杏里さんにタダ券をもらい、焼肉屋に向かうけど、ちょっとお高いところで、そしてタダ券だと、いつから錯覚していた? ということで結局桃さんに貸しがまた出来てしまう、シャミ子なのでした。
 本当にそれだけの回という、最近にしては奮っている回でした。特に今後のネタになるポイントは特に作らない回、とでもいいましょうか。インタビューで情報を置いて拾えたら拾いにいく感じにしている、というのをいづもせんせがおっしゃってたので、そういうのがない回というのはあるのか、と思ったら今回ですよ。でも、ここに重要な情報が? あ・・・? あ・・・? ←ありえなくはないけどあるか? となってボンガロギース顔に

黒田bbAチャンネル

 今明らかになる、るんちゃんとトオルンのなれそめ、って前にもあったっけ? とにかくそういう回です。トオルンは昔から引っ込み思案、というかあんまりなれ合いしないタイプだったのが、るんちゃんに目をつけられてしまう、という話でもあり、るんちゃんがこの子供のころから天衣無縫だというのが理解可能になる話でもありました。なんで手錠なんて持ってたんだろう、るんちゃん。いくら友達になりたい、というのでも手錠はあかんと小学生くらいでも気づきそうなものなのですが。それでもガチャンとやっちゃう辺りがるんちゃんをして天衣無縫と言わしめる要素ではあります。流石とすら言えるんですが、でも流石って言っていいんだろうかこれ。

カヅホ『キルミーベイベー

 刺客、二連発! ということで、刺客つるべ打ち回でした。とはいえ、どっちも馬鹿なのはご愛敬。最初に出た方も何故かやすなを騙す目的でソーニャちゃんに化けている、けどやすな騙すという時点で既に敗北は決定しているというバカさでしたし、キリングキックパンチャーは手が沢山あれば強い! つまり足だって手だ! というこれもその発案時点でバカでした。その後もソーニャちゃんの偽物をキリングキックパンチャーが倒してみたり、ボクサーソード! とか言いながら勇者パースしてたりというのでもう駄目。締めはやすなが鉄パイプでキリングキックパンチャー殴るという元も子もない終わり方で、総合力の高いバカ回でした。流石!