まんがタイムきららキャラット三作感想(2022年1月号)

まんがタイムきららキャラット 2022年1月号 [雑誌]

この項について

 まんがタイムきららキャラットの三作を取り上げ、感想を書いていくという項です。インパクトが強いのが中心になるというか、キャラットインパクトが毎度強いんが多いんで、そこに目が行ってしまいます。なので、インパクト! を感じる感想となります。
 それではいってみましょう。

あfろ『mono』

 腰痛、大変ですよね。自分もぎっくり腰をやったことがあり、今でも爆弾を抱えた感じでやっています。あの痛み、どっかの国で魔女の一撃、っていうのが良く分かります。今までの人生で味わったことがないし、それ以後でもない、とにかく異次元の痛みなんですよ……。
 というのはさておき、編集の島田さんだけ延長戦で身延どんぶりウォークが続いて、最後まで行くというどんぶりウォーク推し回になりました。島田さんが食っている間暇なのでトークタイムになってて、会話劇の側面が強かったですが、どんぶりウォーク最後の札所がいきなり苦行に。途中で終わっていたら見えなかった地点なので、ちゃんとやった者だけが知る地点なので、ちゃんとしているなあ、と感心しました。最後まで見たものだけが出来るネタでした。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

 ミュージカル仕立てなんですなどど、その気になっていなかった俺の姿はお笑いだったぜ。この漫画がちゃんとミュージカルにする訳がないとは思っていましたが、だからといってこれはないだろ! というヒカゴの皆さんはそれでいいのか? お前それでいいのか? おいぃ!?
 しかし、不思議の国のアリスモチーフというかベタにやっているのに、配役と設定の妙だけでここまで頭かしくなるのか、というやつをぶちかましてきます。一番はやはり扉でいいのか、イノさん! ですね。あなた、色んな意味でまずいですよ! 見えてる見えてる! なんでここでニチャァじゃなくハラハラさせられるんだ!? やりすぎでニチャァってするより心配しか出ない! というかルイス・キャロルに謝れ!
 最後の歌に行く形もひたすら酷くて、でもヒカゴの方たちは満足、したぜ……。ってなっててヒカゴの風評被害にしかなってない気がします。本当にこの漫画推ししていいのか、ヒカゴ!

カヅホ『キルミーベイベー

 いきなり爆発オチをもってくるなんて最高ー! この回が何をして、どうなるかをこの一本で大体見せてくる所作が流石すぎてキルミー恐るべしです。
 今回はスパイってかっこいいよね、というやすなのアホ発想から、スパイっぽい装備や行動をする回ですが、個人的には二本目のオラッ! ってソーニャちゃんを射撃するやすなが最高です。オラッ! じゃねえんだよ、オラッ! じゃあ。最初に爆発オチして次がこれなので、腹がよじれるとはこのこと、ってくらい笑いました。
 これ、投げた的を撃つ、のが逸れたからじゃなく、明らかにソーニャちゃん狙って射撃しているので、こいつ今までどんだけソーニャちゃんにやられてきたのか覚えてねえのか!? ってなるところ。ある意味流石のやすなです。普通の人では間違いなく出来ないし、ひんしゅくもかうけど、やすなならしょうがないな、ってなる辺り、強度のあるキャラクターと言えるでしょう。