不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第二十四回

このラグ下なら大KとJ大Kだけでブッ倒しますわッ!!

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ!!

 流石にネタがきつくなってきた、大@nani『ゲーミングお嬢様』ワンワード解説ですが、それでもネタをひねり出すことはまだできます。ですが、そろそろそれも不可能になりつつあるので、どうにか7話早くくれなさい。くれなさい!
 と言う幕間はさておき、今回も行ってみましょう。

第二十四回「大K」

 大Kとは? 大Kです。またピコグラムってるのでちゃんと言いますと。キック攻撃の大攻撃、という意味になります。ここでもまだよく分からないかもしれないので、もう一段言うと、格ゲー、それもストリートファイター系はパンチ攻撃ボタンが三つ、キック攻撃が三つあり、それがそれぞれ小、中、大という風に打撃力の大きさで割り振られています。その中の、キックの大攻撃を大Kということですね。
 この部分の、攻撃ボタンのインターフェイスはゲームによって異なります。先述の通りストリートファイターシリーズはパンチとキックが三段階で三つのボタンに割り振られる、六ボタン制ですが、SNK系は、一般的にあったレンタル筐体のボタンが4つだったので、パンチとキックが小と大、あるいは小と中、そこに同時押しで大、という割り振りだったりします。他にも、GGシリーズならパンチ、キック、スラッシュ、ハイスラッシュ、ダスト、という五ボタン制などもあり、単に大Kというのでも結構どういうゲームのことか分かってくるのが面白い所です。
 さておき、大K。これはダメージの高い、そして隙も大きい、というタイプの攻撃です。そうなると、そんなのだけで、それをバカスカ振ってるだけいいのか? という疑問が、作中から浮かんでくるかと思います。通常においては確かに愚策です。しかし、この言葉が出た所では、その限りではありません。つまり、ラグ下なら、大Kぶん回しはむしろ好手なのです。
 というのも、隆子様の使うリュウの大Kは、大体横に長く、それでいて少し上の方もカバーできる、広い攻撃範囲をもっています。つまり、相手が適当に跳ぶところにぶっ刺さしやすい。またリーチも長いので、相手が上手く動けない中では当たりやすい。つまり、動きが定まらない、ガードも難しい状況なら、適当にぶん回していれば大体相手に当たるのです。これに、相手の跳びを止めつつ下段を回避も含むJ大K、つまりジャンプ大キックも回転に組み込めば、成程、ラグ下では問題ない動き、となるのです。まあ、それだけしかしない、というのは半ばキレも入っているのは、隆子様の状態を見ればお判りでしょう。そういう、てめえなんて処理してやるわラグ野郎が! のムーブでもあるのです。結果相手が回線切った、というのもその心が分かった、というか処られたからですね。お前の回線がヤバイからだろがい! なんですが、そう言う人もいるのです。
 さておき。
 作中では大となっているので大とここでも表記しましたが、偶に強、という表現もされます。強パン、みたいな言い方ですね。これは何が違うのかというと違いはありません。小中大ではなく、弱中強という言い方になっているだけです。これの辺り言葉の起源は、たぶんインスト、つまりアーケード筐体につける操作説明辺りに小中大、あるいは弱中強で書かれていたのが最初になるかと思います。ですが、この二つの言い回しは、結構混交して使われます。サムスピとかだと強斬りだけど大斬りって言ったりします。この辺、なにがあって混ざっているのか、というのは結構面白い研究対象になるかもしれないので誰か調べてください。
 そういうことで、大Kは大ダメージのキック攻撃、とだけ覚えてお帰り願いましょう。したらな!