ネタバレ感想 jin 『残念女幹部ブラックジェネラルさん』4巻


残念女幹部ブラックジェネラルさん(4) (ドラゴンコミックスエイジ)
(画像のリンクが物理書籍のページ、文章のリンクがkindle版のページ)

大体の内容「ヒーロー相手にカチコミじゃー!」。色々あって秘書さんを拿捕されてしまったRX団。その救出と、ヒーロー協会の胡散臭い部分の打滅に、今! というちょっとシリアスなのが今回の『残念女幹部ブラックジェネラルさん』4巻なのです。
上記のようにシリアス展開なのですが、カバー下裏表紙にも書かれている通り、これ、ちょっと無理があったね……。という顔になってしまいます。ギャグ漫画だからずらしたいんだけど、ちょっとずらし過ぎる訳にもいかない、というのが如実に出てしまっております。それは今回の大ボスのヒーロー協会新会長の存在が特にわりを食う感じになっていることからも分かります。
一応、伏線として最近のヒーロー協会からの資金援助が遅いとか、あの新会長何考えてるか分からん……、とか振りまいているんですが、それがちょっとばかり足りなかった、という感じです。格が高まらないうちにバトル展開になってしまったのが敗因でしょうし、新会長の能力が洗脳という便利なんだけど前に出られないパターンのやつだったのもやはり敗因でしょう。
そもそもなんでそんなことを? に対する回答もないので、5巻であるかもしれないですが、一々はてな? となる展開が続いてしまいました。もうちょいギャグ寄りでも良かったのでは? とも思うのですが、ダメージ耐性はちゃんとギャグ寄りだったりするから困ります。そこ補正かかるかー。
さておき。
細かい部分で笑いを取ろうとするさまは良かったんですよ。ヒーロートップ3が性格破綻者しかいないとかは特に。マシュマロな奴と怪人互助会のスライムな奴の戦いが、すぐにどっちもダメージが入らないからやる気なくすとか、キャラクターのボケ部分をきっちりとかました内容でしたし。怪人側はともかくヒーローがやる気なくすのかよ……って感じですが、悪いやつをひたすら殴っても問題ないからヒーローやっている、という性格破綻者としか言えない性質が影響してたんですよ。もうやだこのヒーロー。
さておき。
今回のブラジェネさんの活躍は大ボスを倒したりしてましたが、個人的にはブレイブマンが修行で一週間いないからの復帰戦で脳のテンションがヤバくなってどっかのコピペみたいな状態になっていたところです。いつも以上に理性の飛んでるブラジェネさん可愛かったです。やっぱりこの漫画ブラジェネさんが中心である方がいいな! ブラジェネさんがあたまおかし可愛いから!
とかなんとか。