- 作者: まんがタイムきららキャラット編集部
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2019/06/28
- メディア: Kindle版
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承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作だとバランスがいいのです。たぶんきっと。きっとたぶん。
選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。その方が楽だしね! 楽はしたい。
それではいってみましょう。
伊藤いづも『まちカドまぞく』
前回のもめ事を一件落着させたシャミ子。しかし、自分の能力で洗脳バリバリNO.1だったのでは? となり落ち込んでいるところに、桃さんが忍び寄る……。
と書くとかなり語弊ですが、最終的にシャミ子の桃さん株が爆上がりしたのであながち間違っていないというのがこの漫画の良い所だと思います。あと、シャミ子が偽りの平穏を……、ってなるところもこの漫画の良い所です。そういう部分がある、というのを忽せにしないという手管! それでいてちゃんと収まる形に収まるのだから、やり手としかいいようがありません。好き、好きぃ!
しかし、シャミ子の家の周りが騒がしくなり過ぎていて、逆に言うとこれが崩落すると……。って考えたくない考えが考えられるので困ります。この騒がしいのが、いきなりなくなるって嫌だなあ。でも、いずれやってきそうだなあ。そこんとこも信頼しているんだけど。でも怖いなあ。とかなんとか。
浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』
利音さんの、アイドルを目指さなくなった理由とは……。とかやってんのに側であたまおかししているから、この漫画は……。ってなります。なんやねん10階以上ある建物にはムラムラするって! 毎度訳の分からんフェチをぶっこんできやがる……。
そんな中で、自分はアイドルを諦めたのは……。となる利音さん。自分の中にあるそれに蓋をしている。という状態です。しかし、『シグルイ』の名言を持って言えば、開かんと欲すれば、まず蓋をすべし! な訳で、この蓋がここに来て一気に開いてしまう可能性がかなりある、と言えるかと思います。果たして、利音さんのアイドル道が、開かれてしまうのか!? そして衣乃さんの絆創膏の行方は!? 最後気にするの、正直止めたい! でもすぐそのタイプのネタ振ってくるの、この漫画!