感想 みらくるる 『メイドさんの下着は特別です。』2巻

メイドさんの下着は特別です。 2巻 (まんがタイムKRコミックス)
メイドさんの下着は特別です。 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容「ハレンチ!そういうのもあるのか」。ということで、今回もハレンチ全振りのランジェリー漫画。それが『メイドさんの下着は特別です。』2巻なのです。
 1巻でも相当ハレンチ漫画だったこの漫画ですが、2巻ともなると、全てを、振り切るぜ! とばかりに高濃度ハレンチをバンガバンガかましてきます。表紙のツカサさんの姿の段階でエッッッッ! なのですが、内容の方もほぼその通りなので全く簡単だ。という何が簡単なのかよく分からない声がでてしまいます。
 そもそもの段階でランジェリーメイドというエッッッッ! の塊が半裸になったり半裸になったり全裸になったりする漫画なので、ハレンチというものとしては極大のものがあるんですが、しかしこの漫画の女体はやたらめったらエッッッッ! な点はやはり強く伝えたい事実です。
 女体とは、なんだ? と問われれば、エロい! という答えをしてしまうジェンダー的にあれなワタクシですが、しかしこの漫画の女体はエロいを越えて美しいを越えてふつくしい……。まで行っているのです。美しさが一般のものとは段違いになっていると言って差し支えないでしょう。
 特に顕著なのは、とにかく体のラインがやたら美しいことでしょう。女体とは、美しいのだ! という言葉がするっとでてくるくらい、顕著なのです。よくある、胸や尻がデカいという、ある意味シンプルな信仰とは軸線が違うのです。
 それは、ご主人様であるエマさんのスレンダー過ぎるラインの美しさと、この巻で登場するその妹、イリスさんの豊満で成熟したラインの美しさ、どちらも美しいと断じることが出来る点で際立っていると思うのです。姉妹、共に違ってでも共に美しい。この仕上がりですよ!
 さておき。
 個人的にはこの漫画でもエマさんに次ぐスレンダー、もっと言えば貧乳のシズクさんが好きなのですが、2巻ではイリスさんとの絡みもあり、だいぶ出番が多くて捗りました。ありがとうございます。ありがとうございますっ!!
 その中でもシズクさんの良さが爆裂していたのはお祭り回でしょう。浴衣姿かわわ! 過ぎてもう脳天直撃セガサターンです。
 そして基本的に感情的な部分を出さないシズクさんが、食べ物であっさり良い顔する点も、素晴らしい。というか、シズクさんは資金面何時になったら改善するんですか!? もっと食べさせてあげてください蘭子さん! 餌付けしてやってください! と謎のお気持ちをぶっぱしたくなるくらい可愛かったのです。俺では、餌付けできないのだ……。←純粋に頭おかしい
 さておき。
 この漫画が好きな人ならご主人様ことエマさんは大体好きかと思いますが、ワタクシもその類に漏れず、ご主人様も超好きです。行動力のある人は大体好きですが、エマさんの行動力は他の行動力キャラから一線を画しているといっていいかと思います。ランジェリーに対する飽くなき探究心。見習いたいですね?
 そんなエマさんでもスランプはある、というのがこの巻であったりするネタですが、スランプからの脱出がシズクさんの妖艶という言葉だったのが、どちらも好きキャラなので印象にガッツリ残りました。好きキャラと好きキャラの競演! 実際地味にこの二人で話が、というのがないので、新鮮でした。
 というのも、基本的にシズクさんは冷めている、というよりはあんまりテンション高くないけど、エマさんは超テンションの生き物なので、その差がある中でどう絡んでいくんだろう、と思ってたんですよ。で、結局は特にどっちにも合わせなくて自分を通してたのが印象にがっつりと。どっちもどっちで合わせていかんかー。ちょっと落鱗でした。
 そんな下着2巻でありました。やっぱり女体のラインってふつくしい……んだ、と襟を正してしまうものがありましたね……。という訳の分からないことを言いつつ、この項を閉じたいと思います。