大体の内容「今、浜かづ屋のエロのビンテージが芳醇の時を迎える!」。ということで31巻で仄めかされていた、
「霊交接で、エロってええんか!?」
「エロればよし!!」
がマジで開始され、中盤までエロ目白押し、というかほぼエロしかしていないという亜空のエロモードだったのが32の中盤までなのです。
本当に、中盤まではエロが畳みかけてきます。3話ほどの間で、くくり、黒曜、しらね、白羽儀様、とがっつりエロっていく巻なのです。合間に、あまねさんが録画していた他のエロシーンもあり、つまりエロシーンが詰め込まれて多い多い多い多すぎィ!! というレベルでエロが連打されるのです。
ここの見所は、あくまでもはいってません! をやり過ぎて、それがエロを若干抑える役目をしているのと、かずやがガチでやると神様レベルでも昇天するのが確定したところでしょうか。
あまりにエロが多くなりすぎると、単なるエロ漫画になってしまう! という危惧なのか、以前Amazonでエロ漫画指定された*1ことからの配慮なのか、あるいは単純にエロるとあれかな? という茶目っ気なのか。とにかくはいってませんでゴリ押してきます。ギャグめいているのです。
ですが、はいってませんでエロをギャグ味強めでやっているとはいえ、すまたでもそれ全然エロだからな!? という点は指摘しておきたいところです。あとぱいずりもな!? ジェネリックエロじゃないんだからな!? とは言っておきたい。
どちらもかずやの大金時殿が出てないので、ギリエロ漫画ではないのだ! って面構えしてますが、他の方々があれはいってるか? はいってない! とかやってる段で大金時殿なくても存在を感じられるからな!? そういう意図なのはわかるんだけど、気をつけてな!? そういうの大好きだから余計にな!? となんだかツンデレになってしまうくらい、今回はいい意味でギリギリでした。
さておき。
かずやの霊交接は今までも十分、直接大金時殿を使わなくてもエロることができる特殊スキルとしてこの漫画をけん引してきていました。ですが、それが今回、それをフルで使うと白羽儀様でもトロトロになってしまう、というのが提示されたのです。神様陥落(オト)せるのかよ!? というので、なんか最終的にこの霊交接が世界を救うのではないか? レベルになりつつあります。最終的にラスボスに霊交接しだすのではないか? という危惧(危惧?)し始めています。霊交接は世界を救うのかもしれない……。
さておき。
今回は中盤までラブエロ重点ラブラブエロ重点でしたが、細かいところでそれぞれのエロられた人達の気持ちというのが入ってくることによって、単純なエロでも、単純なバカでもなく、なんともいえないエモさがありました。
とはいえ、いやそれゆえに、俺は何を読まされているんだ? という当惑もあります。基本はエロなんだけど、ここに来る気持ちが分かってみるとラブで、でも処理がバカっぽいというのでもう無茶苦茶だよ……。エロシーンでエモくなりつつゲラるって良く分らないムーブをするしかなかったです。
だったのですが、それが後半で一気にすくみ上らされます。
タヒんだー!
というのがいきなりぶっこまれます。あまりにいきなりだったので、本当に「こ、こは何事……?」って伊良子清玄顔になりました。さっきまでの気持ちのいい雰囲気が吹っ飛んだ!
で、そこから更にすなおさんにつきつけられる、すそ払いの暗部。今までのこの漫画の流れからして、それがいないというのは確かにないな、というのはあるんですが、ここにきてすその力を悪用するやつがいる、そしてそれは処罰される、つまり当然……。というのが突きつけられるのです。
加減しろ莫迦!!
というくらいに急ハンドルです。マジで作品のテンションの振れ幅で風邪ひく! そしてすなおさん、やってしまうのか!? やってしまうというのか!? かずやの役にたつ為にやるというのか!? というのを引っ張って33巻へ。
ここがデカすぎて、冥界大返しとか例の封印の解除をこちらのペースですべきでは? とかもありましたが大体忘れました。後で読み返します。
ということで中盤までエロできたから後半で一気にシリアス度が上がってマジでその高低差で高山病になるレベルの32巻でした。そろそろこの漫画の終わりも見えてきましたが、全然終わる気配はない、というかやりたいネタとやりたいエロがあるんや! みたいな浜かづ屋の熱意は説明無用なくらいに感じるので、そういう頭のおかしい漫画家に積極的、ドネートだ! するのが我々ジュラル星人だ。ということで今後も課金していきたいところです。月刊アクションが休刊になるので、今後がマジでどうなるのか、という危惧はありますが、ちゃんと終わりまで続いてほしいですね。
では、今回はここまで。オッ、チャッ、アーッ!!