『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第55幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 日々精進! というか、今日涼しいな! 昼から格ゲー可能!
 ということで、涼しい中ギャグマンガ日和感想を書いてた訳ですがこれもしだしてそろそろ2ヶ月になります。正確には明後日にですが、フライングで祝ってはいけない道理はなかろう! ということでセルフでやんややんやしております。
 次は3ヶ月を目指してやっていきます。今週末は旅行なので、それまではなんとか毎日、ですな。
 さておき、今回もページ数とコマ数確認しておます。意外としておいてよかったなー、となるので、地道な作業ですが弛まずに。
 それではいってみましょう。

第55幕 半開く夏

大体の内容

 高校受験全オチの内藤。そんな彼にスポーツ推薦入学の話が舞い込む。幸か不幸かその部活は半開き部だったのだが…‥。

感想

 謎の部、半開き部に入る内藤の悲哀を描いたお話。謎の部は以前にツタンカーメン部がありましたが、あの時は強引な勧誘だったのでまだ即辞めれましたけど、今回はスポーツ推薦なので簡単に辞められないという、そこまで追い込むことある? な設定で半開き部に入部する形に。
 そこから始まるのは結局何を競うのか分からないという半開き部の内情でした。ツタンカーメン部もですが半開き部も何をどう採点しているのか全く分からん試合してて、そもそもよくこれで大会開く気になったな? というラインを的確に突いてきます。なんとなく関連あるように見えていやその実顕著に関係ない試合をよく考えつくなあ、と感心しきりです。
 さておき。
 ツタンカーメン部は辞めることができたのでよかったな! なんですが、半開き部はそもそもそれでの推薦入学。その上で活動の中にある人への嫌がらせが含まれてて、それが退路を断つ為のものだったのも理解させられます。そし失意の時に顧問が、というので抜け出せなくなったんだな……。と理解させるオチが秀逸です。
 増田こうすけ先生はオチが弱いと常々思ってたし今でもそう思える時はありますが、それでも意外とオチがシャンとしているのがあって盲が啓けます。一回読み直す意味がちゃんとあった。なんでもやってみるものです。

何ネタ?

 青春ネタ。意外と青春ネタはあるのよね、ギャグマンガ日和。方向性が全然青春しない、しているようにはお世辞にもみえないだけで。これは読者層と合ってるのか乖離してるのかは、もう今となっては調べるの大変、あるいは金がかかるのでどうだったかは分からん。月刊ジャンプのあった頃なんて懐かしいしかない。20年前のあの頃青春の子が月ジャン買うのか?(言い過ぎ)

ページ数とコマ数

  • ページ数:15ページ
    • 久しぶりに長めの回。前後編にしなければというのはちょくちょくありましたが、単品では15ページは第43幕以来。それまでに13ページはあるんですが、15ページは本当に久々です。
  • 総コマ数:98コマ
    • 最少4コマで2ページ目。最多は9コマ。平均は6.5辺り。9コマがあるのは珍しいが、場面転換コマなので一拍要素だった。
    • 内藤76コマ。内藤の葛藤、及び謎部活の日々の話なのでかなりのコマで彼が出ている。ボケとツッコミの両輪を一人でやってたので、そりゃたくさん出た形になるわ、であるます。
    • 半田先生28コマ。半開き部の顧問という意味不明な存在だが、だからコマ数のわりに存在感を要所要所でぶちまけてる。
    • 石野24コマ。ボケとツッコミを両立する存在で、内藤がボケの世界にいるのをその世界拒否でツッコミつつ、謎テンションで逃げるボケをしている。中々ない立ち位置のキャラでした。

過去ログ

まとめ置き場