『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第47幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 何を描いても妙な漫画になるのは、稀有な才能とも言えるし、そうでないも言えるね。
 と詩人台詞はさておき、今回も日和一日一話の感想を書いていきます。どこまでも、いつまでも日和が好きでいたいので、その為の写経めいたムーブであります。ほぼ信仰に近い。
 だから、ページ数とコマ数を確認するのも、信仰的な挙動なのです。意味のあるなしじゃない次元なのです。
 ということで、それではいってみましょう。

第47幕 宇宙鋼鉄戦士ボンゴレ

大体の内容

 宇宙人の侵略を食い止めるべく戦うクルーたち。しかし頼みのボンゴレは修理中で絶体絶命のピンチ。ボンゴレⅡが出るも返り討ちに遭い、事態は緊急を要するのだが……。

感想

 とりあえず開幕から艦長が迫り上がる椅子のあがり過ぎで天井と椅子に挟まれるのはなんだったんだ? 後でセクハラしてたからそれと関係あるのかとも思ったけど、開幕そういうのなかったような。なんか読み間違えてるのか?
 さておき、石崎が艦長にやたら冷遇されてるのが、セクハラしてた艦長をこのおっさん駄目だ、って目で見たからなの、完全な逆恨みじゃねえか! で笑いました。その前にセクハラして宇宙に射出されてたので、こういうのかなりの頻度であったのだろうと察せられる辺りで艦長の株が下りに下がる。
 でも、その艦長の嫌がらせで艦が救われるというオチの持っていき方が、なんとも言い難い味を生んでいます。相手が宇宙人なので、でかい人間が出てきて怖っ! ほくろ多っ! で撤退というのはミリ許せます。基本そんなオチある!? ですけども、最終的に艦長の選択が正しかったになるのはマジ変なオチです。一周回って優秀なのか、艦長。セクハラで放逐されてないしなあ。宇宙に放逐されはしたけど。

何ネタ?

 SFというよりロボアニメネタ。ロボアニメのベタなとこを増田こうすけ先生の持ち味をもってえいやっ! とやったらこんなことに。ロボ、意外と頑張って描いてるけど、ゴテゴテしてるよなあ。華美というより過多。最後はおっさんのかおになっちゃう辺りはごちゃごちゃ描きたくなくなっのもあるんだろうか。(邪推権発動)

ページ数とコマ数

  • ページ数:11ページ
    • 10ページ前後でこの内容なら盛り込んだ方か。バリアの件とかいい感じに無駄な気がしますが、意外ときっちりページを使ったムーブではあり、11ページでも読み応えはありました。
  • 総コマ数:75コマ
    • 最少は2コマで1ページ目。最多は10コマで3ページ目。平均は6.8ちょいで7コマに漸近している。明確にコマ数が多い回だったと言える。艦長がオぺーレーターにちょっかいかけるのとシリアス会話が混ざってたから、当然コマ分けるよね、というのは理解可能。
    • 石崎37コマ登場。メインキャラですが、半分出てないので、意外だったりします。艦長25コマ。行動のウザさと印象に比さない控えめな登場コマ数。本郷8コマ。少ないがすぐタヒぬ要員だししょうがない。オペ子13コマ。オペ子より出てないのか本郷。宇宙の死神なのに。

過去ログ

まとめ置き場