『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第61幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 書き溜めができないのだが、ギリギリのラインを攻めるのもまた戦いだ……。と世紀末病人顔になりつつ、今日もギャグマンガ日和感想をしたためてまいります。この行為が堪らなく楽しいですが、まだまだ日和の味わいは深く、濃くなってまいります。というか、マジでギャグオムニバスで25年くらいやってるの意味わからねえ。これだけネタを出してもまだ被るネタというのがないのが狂いすぎている。どうなってやがる!
 さておき、ページ数とコマ数も確認します。これが中々自分の中で意味が出てまいりまして、やっててよかったという感じです。こういうのがあるから、調べ物は止められねえ!
 ということで、それではいってみましょう。

第61幕 うっかリ和美

大体の内容

 和美がうっかり行動をしてしまうのだが……。

感想

 和美がひたすらうっかりそのタイミングで!? という行動をとるというだけの4コマ漫画ですが、3コマ目までで積み立てておいて最後のコマでどう崩すか! というのが見所です。崩し方がそうくるかー、みたいなやつで中々楽しかったです。
 ぶっちゃけ一発ネタですが、だからこそだろうがっという感じで押し通るのは小気味いいです。何度も繰り返しみて楽しむネタでもないですが、でもなんか何度見ても小気味いいので読後感が大変よいです。その辺が不思議な魅力となっています。なんかぐっとどこに行ったんだ和美! で押されたところでこうしてました、というヌケをするのでなんかそれが快感に感じるような気がします。押しが強いから、そうくるかー。のヌケが気持ちいい。
 全体的にだからどうしたな話なんですが、それでもこのヌケ感がこの漫画を唯一無二の存在にしていると言えましょう。堪らぬ。

何ネタ?

 定コマ数ネタですが、一つお題があるので定コマ数ネタの時にある虚無戦記は少ない仕様となっています。というか、定コマ数ネタする時は大体虚無戦記するのはむしろなんでなんだぜ!? って感じですね。定コマ数する時は増田こうすけ先生が虚無戦記だったりするのかとうがった見方もしています。なんかあったのかな?
 逆に言うと今回は虚無戦記ではないのがむしろ虚無戦記を乗り越える術を手に入れたという示唆かもしれません。増田こうすけジャンキーなのでこういうところからそういう変なことを考えてしまいます。

ページ数とコマ数

  • ページ数:2ページ
    • 定コマ数回なのでページ数も絞り気味。内容からするともう1ページあったら破綻しそうなギリギリなとこなので、2ページネタでさくっとしたのは慧眼としか言いようがありません。本当にギリギリなのよ。
  • 総コマ数:12コマ
    • 最少5コマ、最多8コマ、平均6.5コマ。なんというか、これだけむなしい感じなコマカウントも久しぶりです。定コマ数の時はいつもこうだ……。誰もお前を愛さない……。
  • 和美4コマ。男8コマ。和美はオチなので回数は出ません。男の人はこの漫画の押し担当なので、沢山出ます。この辺の非対称性もまた戦いだ……。

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