小堀に地位を与えると危ないのでは? となった『サンキューピッチ』21話


 21話読みました。小堀劇場するのは、チームメイトの士気を高める為、という予測はしていましたが、その芝居の見返りが小堀ー!? でした。まさかの甲子園スタメンはこの為なら抜けてもいい発言です。正直驚愕です。チームが甲子園に出れるなら、そこに自分がいなくてもいいというのですよ。劇場開幕の覚悟がキマリすぎています。自分は凡才だけど、今のチームなら甲子園いける! その為なら自分が抜けるのは構わない。ですからね。その上で甲子園決まったら骨折するとか言い出します。それなら抜けても自然でしょ? みたいなノリですが、どんな覚悟してんだよ! 甲子園に行けるなら骨くらい、みたいな発想、ガチでキマッてないと出てこないやつです。くらくらしました。
 そして巻き起こる小堀劇場。これは小堀の予想よりさらにうまく回ります。ですがあるいは桐山の性格ならこうなるだろという、なら俺が辞退をする! のとこで、竹内君が劇場を越えます。
 桐山の誠実さを見たからこその言葉で桐山を焚きつけたのです。ここの演技じゃないってとこがこの漫画のよさです。桐山の誠の人なところが巡っていってるんだなあ、となるのです。こういうとこ本当好き。
 あと、この流れの中で小堀劇場に呑まれてない広瀬もよいです。一人冷静にイカれた展開の小堀劇場を見る、というので読者の最後の拠り所でした。広瀬までイカれたら、読者孤立無縁でふからね。この状況のメタがあるのは本当に助かります。
 さておき。
 以前から小堀はそのムーブがチーム運営の方に向いているから、プロ野球とかの監督にならねえかなあ、とか思ってましたが、今回のガチのイカれ具合からするとプロ野球監督とかフロントとかになったらプロ野球界が混乱の坩堝に落ちるので、優勝請負人の高校野球の監督としてくらいが一番穏当な野球人としての位置ではないか、と考えを改めました。
 小堀、品行方正で信頼に値する行動をとり物腰も穏やかと、人として尊敬するに足る存在なのに目的の為なら平然と己さえ差し出せるというイカレポンチなの予想外です。確かに三馬のストレス実験辺りから雲行きは怪しかったですが、今回で本当にイカレポンチなのが確定してしまいました。相対的に伊能がまともに見えるようになると思わんよ、本当。このチーム、今後どうなっちまうんだ……。変な盤外戦術とかしてこないだろうな……。
 とかなんとか。