口コミと、ネットと、ベストセラー(ライトノベルと口コミの連鎖と出版社の問題) 4 本の顔(少年少女科学倶楽部さんより)

 絵を見て「これだッ!」って思うのは結構有るなー、と。
 そういうのは「バッカーノ!」とか「護君に女神の祝福を!」とか色々有りますが、私の中では一昨年(2002年)の「悪魔のミカタ」との第一種接近遭遇が思い出されます。
 あれの表紙を本屋さんで見た時、「これは当たる、間違いない」という感覚を相当に強く受けて、一人鼻息を荒くしてました。
 で、「悪魔のミカタ」は一巻発売以降、一種異様なまでの破竹ぶりをみせるわけで、
 それを見るにつけ、
 「あのときの目利きは間違いなかったのー」
 と、ひそかに悦に入ったりするわけですが、
 しかし、今改めて一巻の表紙を見てみると、あのときの私は何でこれが“くる”気がしたのだろうと思わなくも無いですね。
 これはその本を既に所持しているからじゃないか、とも思いましたが、あの当時、あれの「表紙と口絵でひいた」という人が結構いた記憶があるので、では、私がひかずに購入したのは何ゆえだったんだろうと。
 単純に本を手にする(目にする)瞬間の私自身が面白そうなものを求めていたから何かを感じ取ったのかな?
 そういえば何かの本で、「いろいろな本を探したりあらすじ読んだり立ち読みしたりしていると、自ずと“良い”本が分かるようになる」という、うそ臭い話があったなあ。
 でも、自分の例とこの話を引き合わせてみるとどうもいい具合に符合するんだよな〜。
 やっぱり追い求めると分かるようになるんでしょうか?
 う〜ん、もうちょっと具体的な“良い"本発見の方策ってないものか。
追記且つ私信
 「学校を出よう!」と「空の鐘ノ響く星で」とではデザインの人が違うんで、多分似ているだけじゃないかと思いますです。