感想 八房龍之助 『スーパーロボット大戦OG ディバインウォーズ Record of ATX Vol.2』

 見所。まさかの彼のキャラ専用ガーリオン。しかも超ピーキー。なんせ主武装が抜き手。いいのか、そんな仕事。ちょっとだけ、しかも壊れる前提だから良いのか。歴史の間隙に埋もれるから良いのか。ちょっとうらやましいくらいのナイス仕事です。というか爆笑。
 他に見所と言うと大概見所なのですが、やはりこの巻最後の対コロニー統合軍戦が最燃え。作戦がこれしかなかっただろうとはいえ大概に無茶なのもいいですが、ヒリュウ改側だけではなくハガネにもちゃんとあれを撃つ見所を用意する、八房さんマジ見所というのが良くわかってる。でも、最後のヒリュウのあれは、また歴史の間隙ですか。いいのか、あれ。見た目の為……、致し方なし……。とでも言うのか。結構良かったからいいけど。←いいのか
 ただキャラ的な掘り下げ方面は、基本的に主役格以外はかなりはしょり気味なので、それがちょっと難とも言えるんですが*1、これは基本的にOG知ってるだろあんたら、という割り切りからくるものだと思うので、その辺はこちらも知ってるからいいか、と割り切るのが重要でしょう。クロニクルみたいな八房的掘り下げも、ちょっと見たいとは思いますがそれならそれでクロニクル読めば良いわけですし。
 それにしても、今巻はキョウスケ達よりレフィーナ無双というか、レフィーナが頑張ってる出張ってるせいで主役を忘れそうになります。作戦の最重要部分は基本的にヒリュウ改が担ってるから仕方ないか。そんな感じ。

*1:マサキとかマサキとかマサキとか