電球は閃く時は閃くものであるけれど。

 服を古着屋で買う紀行。古着屋は安いなあ、でもやたら色柄物が多いなあ、という印象。こういのは商品の新陳代謝が良い所が基本的に良い、というのがあるものだけど、その店ははじめて行ったのでその辺は良く分からず。まあ、欲しいものは過不足無く買えたしいいか。
 その途上でツタヤに寄って、父(仮)が所望していた赤壁part1を借りておく。新作半額だもの。なんかテレビ洋画系でするという噂を聴いた記憶もあるけど、こっちの方じゃしないかもだし。つーことで借り。
 でも、その立ち寄りの最大の目的は「ゆゆ式」であります。確保ー! と本屋ペースに向かったけど全く無いこの諦念……。その日に出る他の芳文社系は陳列前があったのに……。これは同好の士が先に抜き取りやがったのか、はたまた単に入荷が無かったのか、それは分からないけど、無いものは無い。ぐぁー。明日、電プレ買う時に置いてそうな店に買いに行こう双子葉単子葉。
 それはさておき。
 仮面ライダー剣をとうとう最終回まで見た。最終回付近はリアルタイムで見てはいたけれど、全部順から見てだと「剣崎ーーー!!」と橘さんのように叫んでしまうのでありました。
 にしても、結末辺りを知っていたせいで、橘さんがどうなるか、についての部分で「なんでこういうシナリオになったんだよ!」みたいな受け取り方をしてしまいました。二話で帰ってくるなら「橘が、死んだ?」とか言わすなよ! というか、橘さん別に退場しなくても良かったんじゃないの? ホントもう、シナリオどうなってるのよ。と一くさり言いたくなります。『ギャレン消滅』の回は、始に掛かってきた電話の辺りのやりとりとか、ribieth掛かった! これで勝つる!→と思ったら負け雰囲気→零距離射撃キター!の流れとかが非常に良い出来だっただけに、そのなんでだよシナリオ感が非常に強く感じられてしまいました。
 全体の話をすると、基本的に4人の話が絡まるように、というのがこのライダーのシナリオの特徴だった、と勝手に感じ入ってました。あっちやこっちに話が触れて絡まっていく、というか。その勢いでアルティメットフォームとかもぜんぜん入り込めた、というのは、結構この作品の振れ幅みたいなものが強く出てしまったのか、とかなんとか。最後の方はする事の振れ幅が剣崎と始に集束してしまって、橘さんとか所長や虎太郎とかがあまり効果的に出番を持たせてもらえなかったのが、ちょっと残念というか。虎太郎の前半の独特の存在感とか、結構好きだったのになあ。後半ホント出番がいるだけ参戦状態だったし。
 自分の見る前のイメージでは、様々な諸情報から失礼ながらギャグキャラ扱いだった橘さんとか睦月が、出番ではわりとちゃんとしていた、というのが分かったのは良い収穫でした。睦月なんて捕まって「どこだよここ!」とか最終回とかの何も出来ないイメージが強かったけど、まあ色々頑張ってたのね、と納得。
 橘さんも、決める時は決めまくっていた。「3!」とか「これ食ってもいいかな?」とか「次回も見てくれないと、俺の体はボロボロだ!」とかのイメージが一気に覆って、でもやっぱりたまに「ごちそうさん」とか言われると元に戻りかけるイメージの乱高下が凄かった。基本かっこいいんだけどなあ。「次回も」うんぬんは一体誰が考えたんだ。そのせいでイメージ変になったんだろうが!
 後、前半の橘さんマジで不幸。後半も後半で「伊坂に騙され、トライアルBに騙され」で、ついでにBOAEDにも騙されな状態だったのでなんというか、何でこの人こんなに不幸なんだよ! と叫ばずにいられませんでした。ライダー終わったらどうしたんだろう、橘さん。一応彼女ありの睦月、家族同然の人と一緒に暮らす事になる始に対して、一人だけ本当にフォロー無し。剣崎ともども、悲運を背負ってしまった橘さんの明日はどっちになったんだろう。
 とかなんとか。