感想 浜田よしかづ 『つぐもも 2』

つぐもも 2 (アクションコミックス)

つぐもも 2 (アクションコミックス)

 大体の内容。「うわああーっ 桐葉さんが ちちんだーっ!!」。これが、合法ロリ……。でも、桐葉さんは元のままの方が良かったと思うよ。思うよ! それと凸メガネいいんちょの出番が、あるにある、秘めおきし魔タオルとかある、けど少ないよ。少ないよ! 一巻もこれくらいだったと言われたらそれまでだけど。それまでだよ! 後、合法ロリ&風呂だからって公然と裸を乱舞させるのはどうかと思うよ。捕まるよ! とどめにスパッツ! 一コマだけだけどそういうのもあるのか。あるのか!
 さておき。
 漫画としては順当にいらない子状態だった一也が順当に戦いなさい状態になっていってますが、まあこれは妥当な流れなんでしょう。ホント、一巻ではいらない子感は大層なもんだったものなあ。と思い返してみる。その前段階で桐葉さんちちんだ! そういうのもあるのか。というのを挟んで覚醒!→あれ覚醒は? と更に段階つんで特訓の流れを、まどろっこしいとみるか説得性と見るかでこの漫画への評価が変わってきますが、個人的なことを言わせて貰えばどっこいどっこいです。説得性は確かにあるんだけど、この漫画の着地点って見えないことにはこの特訓がどうなるのか、とかかんとか。あんまあっさり先見えても困ると言えばそうですが。
 さておき。
 着実に過去がこちらに、つまり読者側に通達されるわけですが、それでわかるようになる。どうしてこうなってるのか、と言う辺りで桐葉さん…ッッッッ!! と力強く泣きそうになってしまいました。そうかー、そういう因縁と言うか、想いというかがあるのな。それで、自分の存在理由みたいなのまで賭けるってホント、桐葉さんッッッッ!! ←またぞろ涙腺にきた
 さておき。
 イラスト系の人が漫画を描く、というと大体はあー、みたいなことになるのは皆さんご承知の通りだと勝手に想像していますが、この漫画の場合どうか、というと結構ちゃんと漫画漫画しております。この辺は何でだろう、っつーのは簡単に言うと、大体が時代であるから、と言えましょう。もっと言えば単に絵を描く人が、絵は勿論漫画を読んでいる、あるいは漫画のほうを多く嗜んでいる時代に突入して、漫画の文法をきちんと踏襲しつつ自分の絵でどう描くか、みたいな方向性に進んでいる、と解釈したが卿らはどうか。でも、やはりイラストの人なんで大ゴマの見栄えの方が小さいコマで細かく、というのよりだいぶいいとは思います。みなづちの静と、うでずもうの動ではやっぱり静の方が、というのも、その辺りに起因するのかもしれません。まあ、強い所を強く打ち出すのは正しい判断ですから、今後も無理に出来ない辺りをしないで、出来る範囲で冒険していただきたい。と何様調で締め。