感想 ms 『少女公団アパートメント 1』

少女公団アパートメント (1) (まんがタイムKRコミックス)

　大体の内容。「アパートの毎日」。学生という設定で、でも学校を映さないって思ったよりトリッキーなのかも、というよりは、アパートが主体なんだろう。そう考えると、学校ネタしないのはなかなかの鋼の冒険心だけど、したいことなんだろうと理解できます。
　さておき。
　所謂きらら4コマの要諦といえば女の子キャッキャウフフですが、この漫画もその例に漏れません。というか基本的にこの漫画はキャッキャウフフ以外が意外でもなんでもないくらいに無く、笑い要素も基本的にキャッキャウフフの為の端。キャッキャウフフこそ至上だろう！　というしゃっつらでこちらを見てきます。その通りだよ！　という向きには大変いい味わいの摂取が出来る漫画なんですが、そうじゃないと、基礎的に散文的というか、細かい所端折ってたり、すっ飛ばし気味な所があるので、なかなか噛み応えの無い感じを受けるかもしれません。その分からないと空虚とも言える噛み応えに、噛める部分を感じると、また味わい深いんですが、まあそれはそれ。
　さておき。
　キャッキャウフフを見る漫画、と書きましたがそのキャッキャウフフはどうなの？　という方もおられるでしょう。それについてはグゥレイト！　と申しましょうか。それに特化型の漫画であるがゆえに、女の子は可愛く、そして楽しくキャッキャウフフ。考えさせてくれる事とか、特に無く、ただキャッキャウフフが描きたい。そんなプリミティブな動機すら感じるくらいにキャッキャウフフ特化しており、女の子の絵の可愛さも相まってとにかく可愛いなあ、思ってしまいます。特になつみちゃん可愛い。ちょっと男の子っぽいけど、乙女。なんという、なんという。その辺が更にクローズアップされるので、これが可愛くて、ああ可愛い。なんか可愛いしか書いて気がしますが、それがこの漫画の最大の長所であるんですよ！　と声高に叫んでみて、感想を終了したいと思います。