感想 明音 『ぷちます! 3』

 大体の内容。「アイドル仕事以外!」 アイドル仕事もないわけじゃないんですが、基本的にぷちが絡むとなると真剣度が下がるのでアイドル仕事はあまりメインに出来ない、するとするとどうしても泥仕合的、ドサ周り的仕事になってしまうわけで、まあその辺はやるかたないですな。マジ仕事にぷちが乱入って大変な事になったぞ…。って某耕作顔で言わないといけませんし。というか、ぷちの存在は世間的には認知されてるのかしら、あの世界。まあ、神の化身扱いもされてたりしてたのもいたし、しょっちゅう連れまわしてるから、意外と知ってる人は知ってる系なのかもしれませんが、でも、あれだけ謎の生態の生物だと色々マッドな研究者とかが現れて、ってなりそうな。ああ、そうか、そういう漫画じゃねーからこれ! ですな。←なんとなく大悟
 さておき。
 今回の『ぷちます!』は特に新機軸もなく、読者側も特にそれを求める事なく、というwin-winの関係をいつも通りに維持しておられました。回数もこなしてきたので、キャラがやたら多いという弱点も、スポット回が順調に増えたという事で解消され、ぷちの存在感が最初の『アイドルマスター』に入った異物としての物から、この漫画に当然として含まれた要素として際立ってきたように思われます。もう既にぷち無しの『アイドルマスター』が想像できないレベルになってきた、と言えば流石に言い過ぎかもしれませんが、『アイドルマスター』に精通していない浅薄な身には、それだけの物を感じるようになってきました。積み重ねって大切! 日常物にとっては特に!
 さておき。
 今回はぷちスポット回が多かったという事で、それはそれで素晴らしい事なのですが、そうなるとトラブルメーカー系が少ないゆえに、ぷちの存在に慣れてきているがゆえに、律子さんの突っ込みが少なくなってきているのが個人的に哀しいでありました。というか、1,2巻では結構あった律子さんの出番がかなり少なくなった印象で、フューチャーされた一話である「かっとべせかいへ」以外ではほぼちょい役。つまり、どういうことだってばよ! そういう意味では、この巻は俺得度が低い巻ではなかったかと思います。他のキャラ好きな人にとって、あるいはぷちが好きな人には大変おいしゅう物だったとも思いますけど、俺は律子さんが見たいんだよ!←面倒くさい客
 さておき。
 好きな話は上記の「かっとべせかいへ」が律子さん、明音絵律子さんが好きな人である俺にはマストでしたが、それ以外だと四条さんとぷちたちがこたつに篭って特に何もしない「つつましやかに〜こたつへん〜」がつつましやかで素晴らしい。ふと、『かみちゅ!』のこたつ回を想起してしまう何も無さ。うん、これこれ! 何も無いがある。これですよ! 他の話も大体そんな感じだけどさ!