感想 黒田bb 『Aチャンネル 3』

Aチャンネル (3) (まんがタイムKRコミックス)

Aチャンネル (3) (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。「今日もしゃっきり可愛い!」。『Aチャンネル』の良さというとしゃきしゃきとしたボケ方にあると思うんですが卿らはどうか。喩えば、この巻だとP69のユタカの俊敏な動きなどを見れば、そのしゃきしゃきさを感じさせてくれると思います。他にもP85のるんちゃんがいきなり床寝してるだけのオチのそれでもぎょっとする感じなどもしゅばっとしていたり、P63のただそれだけがオチになるというネタを見せたりするし、るんちゃん覚醒回などはしゃきしゃきしていて正しくスラップスティックだし、と、成る程、この鋭敏な感じがこの漫画の持ち味なのだな、そう思ってしまいます。ワザマエ!←適当に言ってる
 さておき。
 キャラ的な話でナギッ可愛いなあ話をすると、ユー子と喧嘩する回の犬も食わない感は素晴らしかったです。かなりしょうもない言い争いが発端だというのに、それに比さない大喧嘩で、でも仲直りもしたくて、という二人の距離感が素晴らしい回ですが、最終的に泣く子と地頭には勝てぬでわたわたな謝りが入るナギッが可愛かったです。ユー子泣くのずるいわー。そりゃ謝るしかないわー。でも、ちゃんと謝りたかったナギッなので、わりあい渡りに船の流れだったのかもしれません。その後であまりに恥ずかしい仲直りだったので皆帰るまで二人で屋上、というのもまた美しい展開。ギャグノリでしたが、これはなんか良い雰囲気じゃね? とすら邪推出来てしまいました。百合い雰囲気とか全く出さない作品なので、逆にこういうのが新鮮に見えたりも。ああナギッ可愛いなー。
 他に細かい所ではパンケーキ屋に行く回で、エレベーターが定員オーバーったのを自分が重いからと解釈して「階段使ってやんよー!」の捨て台詞を残す辺りが最高に良い感じのナギッでした。こういう突っ込み不在になる行動をたまに取るのがナギッの良い所であり、この漫画の良い所です。
 さておき。
 更にキャラ的な話でユタカの話ですが、この巻ではユタカが大変よく出ていてユタカファンならずとも注目されましたでしょうが*1、中でもトオル家に行く話は、ユタカが(後、ミホリンが)ちゃんと仲の良い友達として立ち上がっているのを感じさせる良い回でした。ユタカというと基本迷惑感のある積極性が肝で、その初登場時はそれはそれはうぜ! と思わせてくれたものですが、今になると行動変とはいえトオルに肉薄していたのは凄い事だったんだな、とも思わされます。ちなみにトオル家回は地味に眼鏡っ子ユタカも見れるし、レア顔の目が開いたー! もあるのでユタカ回なのは確定的に明らかですね? ああ、ユタカ可愛いなー。後、細かいというか描き下ろし部屋着のユタカのもっさり感は素晴らしかったですね。わぁいユタカの部屋着姿 あかりユタカの部屋着姿大好き。
 とかなんとか。

*1:断定