- 作者: 三上小又
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/03/27
- メディア: コミック
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大体の内容。「今日もゆるんる可愛い!」。『ゆゆ式』の良さとは、しゅると来る笑いではなく、ゆるく染みこみじわじわくすくすとさせる、そういうゆるい手筋にあると思いますが卿らはどうか。特にイベントも無いけど、私達は元気です。そんな普通の日常を、ただゆるい手筋で、つらつらと描き上げる。それが『ゆゆ式』なのです!←断定
さておき。
いつもは特にイベントの無いこの漫画で、今回は例外的に、確実にイベントと言える、海に行くという回が存在します。それだけでこの巻が異端認定されて魔女裁判物ですが、だがちょっと待って欲しい。海だからってそんな邪険にしてどうするんですか。そりゃ海行くよ、JKだもん! 彼女らの青春に、夏に、海が無いなんてとんでもないじゃないですか! という事で*1、まず海の回ですが、これが意外といつもの延長で、それ、海である必要があるんですか? という疑問が先に立ちます。しかし、それでいいのです。考えても見てください。海の家で食べられる物は普通に家でも食べられる、というのは何かおかしくありませんか? そうです、その場所で食べるから良い、そういうものが、海にはあるものです。だから、その海で繰り広げられるいつものは、逆にそこだけでしか繰り広げられないものなのです。そういうレア度を、ここは愛でようではありませんか!←さっきから何の勧誘だよ
さておき。
それ以外の話は月日がクルクルと流転していくのに関係性は展開しないサザエさん時空。しかし、それは今まで語られなかった日なのかもしれない。つまり、時空がクルクルではなく、こっちの時間に合わせて、その時期の別の日を語っているのかもしれない。そんな感じで、そんな何時のもが、この漫画の持ち味なんだよなあ、とか思ってしまいます。そんななんでもない毎日が毎日続いている、そういうゆっくりした日々が、愛おしいと思うのです。今回では今までとは亜空の持ち味を出した伝説の4コマ回みたいな絡め手もありますけれども、基本的にはやっぱりゆるゆるり。これが4巻続いている漫画の力強さだ! ゆるとゆるで100倍だ! 分かるか、この算数が! エエ!?
さておき。
最後に全くどうでもいい話をすると、やっぱり唯ちゃんは田村睦心さんしかないですよねスピス!(鼻息荒) と、最近の某キルミーベイベーのソーニャちゃん演技を聞いて思ったのです。なんとなくボーイッシュな所がありつつ、ここぞでは抑制の効いてる感じとか最高じゃないですか! と思うが卿らはどうか。と訴えてこの項を締めたいと思います。
*1:ドユコト?