今号の巻頭漫画感想
春日歩『城下町のダンデライオン』
順当に時間が過ぎていき、修と花さんが婚約。花さん、奏さんに先制パンチ。と花さん八面六臂であります。実際出来た子であるのは今までのこの作品の中でもきっちり描写されていますが、そこを忽せにしない、巧みなキャラ回しでありました。とはいえ、それは今回後半の話。前半が輝君の夢で中二が爆発四散しておりました。あまりに唐突にぶっこまれるゆえにどうしろというのだ……。という気持ちになるのを止められない、本当に誰得の夢。とはいえ、今後の試金石という側面もあるのか、それとも他に意味することがあるのか、というので中々ネタとして単純に受けきれない所もあります。まあ、猫が巨大化してるので流石にある種のネタの要素が強いとは思うんですが。でもなあ、油断できないなあ。じゃないとぶっ込む意味が分かんないし。
個別チェック三連撃
PAPA『ミソニノミコト』
神様の世界では相当トップクラスの神様、月読様登場! と書くと大層な話ですが、月読様、人に全然見られないから梁井みたいなコミュニケーション苦手属性に。なので同じタイプのスタンドの梁井さんとは馬が合う、という中々レア体験。しかし、トップクラスの神様でも市街にひょこひょこいる、というのがなんとも面白い所。夜の神だけど、ゆえに人に会わない、というのがまた良かったです。やっと最近人に会えるように、というのが人間が繁栄したからという側面があって、それまでは動物ほとんど寝てるよ! で昼に負けないわよー。とか言ってる月読さんがなんか不憫でした。でも、ネットゲーとかしてる神様ってなんかいい。色んな意味で味わい深い、月読様なのでした。
クマノイ『リメインズ・JC』
宮田が見た事があると言う、桐嶋さんととある家屋、そして桐嶋さんの着替えた服、という取り合わせ。しかし、この二人は遭難生活以前、全く関係性は無かったはず。それが何故? 単行本のカラー口絵での謎といい、桐嶋さんには何かあるのだろうか。そう思わずにはいられません。これ、相当厄ネタかもしれんぞ……。そして、宮田のプラズマ>捕える>明かり、の三段論法は流石の馬鹿さでした。網で捕まえられるプラズマって何だよ。蛍とかじゃないんだぞ!!
ちゅー太『音無さんは破壊神!』
とにかく一言。神様の前掛けのみ姿エロ過ぎなんじゅああああああああああああああああああ! 劣情を持て余す! ふおおおおおおお!←落ち着こうか
今号の巻末漫画感想
みやこ『ああいえば英雄』
「だがそこに、絆があった」。へぇ、いい事言うじゃないの。←いい言い方が思いつかなかったゆえの苦肉の策
一応の総評
今回はゲストが4割程度を占めると言うゲスト偏重時代に突入のきららミラクです。とはいえ、来月はゲスト上がりで鴻巣覚『やさしい新説死霊術』と奥たまむし『ハートオブtheガール』が連載化するので、来月以降はゲスト量ももうちょいですが少なくなると思われます。そと『ハルソラ行進曲』が来月終了ではありますが! ちょっとゲストが多い不安定な誌面状況ですが、ここから一転攻勢してもらいたい所であります。
最終回の小守ゆきち『202号室の×××ちゃん』でしたが、単行本ぎりぎりで幕を下ろすことに。〆としてはいい塩梅ですが、色々かっとばしてたなあ……。尺が本当にギリギリ間に合った感あります。ある意味、良かったと言えば良かったことではありますよ。2巻でない……ってならなくて済みますしね。
とかなんとか。