感想 鈴木健也 『おしえて! ギャル子ちゃん』2巻

 大体の内容「女の子が増えると華やかになるって本当ですか?」。1巻(感想)ではギャル子、オタ子、お嬢の三人が基本だった『おしえて! ギャル子ちゃん』ですが、2巻目となる今回は結構色んな女の子が出てきて華やかになっております。人が増えた分、基本三人へのスポットはやや下がりますが、それでも内容に陰りなど全くないのが、この2巻なのです。
 今回登場した女の子はたくさんいるのですが、特に肉子さんのそのあだ名も凄ければ、スポーツの方でのあだ名のソニック・ミートも凄いという大変な肉感的スタイルが素晴らしい。肉々しい、という言葉がしっかり来るのはこういう体つきでしょう。非常識的な巨乳ではなく、ちゃんとリアリティの立ちあがった巨乳及び巨尻。そしてそれ以外も巨、というある種の方には堪えられないスタイルではないかと思います。この肉感! この肉々しさこそ! ってなるのでしょうね。個人的にはお嬢の均整の取れつつの抜群スタイルが好きですが、それでも肉子さんのスタイルの圧巻具合は、とてもインパクトを受けるものがありましたし。
 さておき。
 しかし、この漫画は案外眼鏡っ子が多い漫画だなー、と追加された登場人物に眼鏡が多いので思ったり。オタ子さんは前から眼鏡っ子だし、肉子さんも肉感満載な上に眼鏡っ子だし、委員長さんも当然眼鏡っ子、しかもデコ眼鏡だしで、その眼鏡の違いもきちんとしてあるのを見るにつけ、鈴木せんせは眼鏡スキーなのでは、という憶測も成り立ちます。
 それはそれとして。
 好きな回の話でもしましょう。個人的にはやはりお嬢のピアノ発表会の回と、ギャル子さんとオタ子さんが喧嘩する回がマスト。
 発表会はお嬢がやはり上流階級なんだなあ、という所作を見せるとこ、つまりカレーうどんを飛散無しで食べるという超絶テクニックを見せた所がやはりマスト。発表会でのしんとした雰囲気もいいものでしたが、カレーうどんに関して言えば飛散無しで食べれる技術が世に広まれば、助かる人がたくさんになるのは間違いない、んだけど、どう考えてもお嬢の謎スキルの高さでなんとかなっているので、世に広めようがないのが残念です。ぶっちゃけ単なる消失マジックみたいなもんだからな、あれ。
 喧嘩する回は、個人的にはオタ子の方よりでした。女性の化粧の状態が分からない性質なので、自分もあの場面だと適当に言ってしまうだろうなあ、というのがありありと想像出来ます。いやあ、本当に女性の化粧って大変なのは分かるんですが、それの細かい差、と言われても、なんですよ。それだけ関心が低いという事の表れではありますが、気をつけても分かるもんなのだろうか、あの違い。他の子は分かってたみたいだからなあ。やっぱり関心を持ってないと、その辺は地雷があるなあ。そして、喧嘩して仲直りしたギャル子とオタ子を見て、お嬢があたしだけ、まだ二人喧嘩した事ない! って変な所で不機嫌になっているのが良かったです。よりにもよってそこなの、お嬢!? 流石としか言いようが無いですね。そこがいいんですけども。
 とかなんとか。