感想 『ガールズ&パンツァー コミックアンソロジーSide:聖グロリアーナ女学院』


ガールズ&パンツァー コミックアンソロジー Side:聖グロリアーナ女学院
(画像、文章のリンク共にAmazonの物理書籍のページ)

 逆順でやってまいりましたSideアンソロ感想もとうとう聖グロに到達。後は今月発売の大学選抜を待つばかりな昨今、皆さまいかがお過ごしだ! という冗談は置いておいて、聖グロアンソロについて書いていきたいと思います。

ちょっとしたまくら

 このアンソロではまだ劇場版してない=ローズヒップさんがいないというので、ある意味では前期聖グロというべき状態であります。では前期聖グロとは何か、ということになりますが、そこはダー様のこんな格言を知ってる? に対してオレンジペコが聞くという黄金パターンと、どんな時も優雅に、という聖グロスピリッツでありましょうか。特にどんな時も優雅に、は逆説的に優雅に出来ない! という形を誘発する触媒として機能しているのが、このアンソロの持ち味になっている。と言いましょうか。
 そんな中で、これは、というのをピックアップ! していきましょう。

もず『Never run away』

 練習試合に負けてあんこう踊りする西住さんたちを遠巻きに見ていた大洗一年組に、ダー様が格言出しつつそこに向かわせるという話。ダー様は案外フットワークが軽い所があるのがきっちり出ているのがいいですね? そして優雅に相手を奮い立たせる辺りもいい仕事であります。総じて小話ですが、あり得たかもしれない話、という雰囲気はしっかりとありまして、側溝を埋めるアンソロジーとしての面目も躍如している一品であります。

甘露アメ『Cherish the moment』

 聞いてアッサム。最近ペコがこちらの格言の出典をすぐに言い当てるの。という話。実態のところでは、ペコさんが必死になって格言を覚えて、返せるようにしているんだ、というのでペコさん可愛い案件であります。でも、ダー様が格言の出典をすぐ言われてちょっと物足りない、という部分も面白かったり。あそこでドヤァするのが好きなんですね、ダー様。ちょっといい話〆でしたが、そう思うとちょっと見方変わってくるところであります。

こんがりぱすた『ヒュ〜! ドロドロ作戦です!』

 何故かお化け屋敷することになった大洗面子に、ダー様達聖グロが立ちはだかる! という話では特になく。どんな時も優雅に、が崩される系の話であります。色々あって最終的に酷い惨状ではありますが、とカイジネタしたくなるような惨状に。というか、自動車部の皆さんはもうちょっと寝る場所考えてください。というので大体の内容が分かるかと思います。←無茶を言う
 個人的には、ダー様が妙に面白がってたけど最後は結局、というのが好きです。優雅が崩れてしまう、というのはやはりいですね?

すきま『紅茶なひととき』

 プラウダ勢とのお茶会話。ノンナさんとアッサムさんの語らいの話でもあります。プラウダの時にもアッサムさんが重点だったすきま漫画ですが、こちらもアッサムさんとノンナさん成分多め。この時点からこの緩やかだけどしっかりとした土台のある仕上がりっぷりだったのか、というサムノンです。原作では今一つ目立たない存在だったアッサムさんが、本当に好きなんだなあ、というのを感じさせる一品であります。

総じて

 ダー様が目立つのはしょうがないけど、案外オレンジペコとかアッサムさんも出番がある漫画が多かったなあ、と。強い個性って感じじゃないけど、滋味で味わい深いのでしょうね、聖グロって。
 とかなんとか。