まんがタイムきららキャラット三作感想（2020年1月号）

承前

　まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。三作は中々に選ぶのが楽しいんですよ？　数ありますからね。
　選ぶのは好きな作品。とはいえ、号によって振れ幅がありますので、最大のゲインがあるやつ優先です。テンションが違いますよ、テンションが。
　それではいってみましょう。

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

へもちゃんさんのヤバイ時の顔

　ドル園エントリーを終え、少し凪のタイムに突入したらこれだよ！　という感じでへもさんが爆裂します。イノさんが、風邪でダウン！　というのでへもさんの変態性が、今、爆発する！　という展開でした。なんとか穏当には終わりましたが、凪の回でここまでヤバヤバしてくるこの漫画はやはり流石としか言いようがないものがあります。もっと端的に言うと加減しろ莫迦！ですが。目隠しへもちゃんも隠し撮りしちゃお！　じゃねえよ！　もっと状況をきちんと確認してください！　というか何で看病で目隠しが必要なんですか！

カヅホ『キルミーベイベー』

何言ってんだ！ふざけるな！そいつは俺が！

　やすなが捨て猫を！　というまでの導入が酷いと思ったらその後も神がかり的に酷いという、稀によくある神回でした。とにかく導入が酷く、やすながソーニャちゃんに骨だ！　食えよ！　ってよくあるタイプの骨を床に投げ落とす危ない行動から始まり、やすながペットを飼うことで上位存在としての！　みたいな謎選民主義を爆裂させる前半から、上の画像のような狂ったことを言い出すやすなの後半、からの結論と忍者の無茶苦茶さが絡み合って、再び言いますが神回でした。ナニコレ。

黒田bb『Aチャンネル』

ナギは可愛い。皆知っているね？

　修学旅行！　ということで浮かれる三人の浮かれ具合がいい感じに浮かれで素晴らしかったです。もう女の子がわちゃわちゃしているだけでいい、という境地に、この漫画が到達したことの表れでしょう。ナギの浮かれ具合が特に可愛いので、この回はナギストの末路と言っても過言ではないでしょう。（過言）
　とはいえ、それだけでないさまを魅せるのもこの漫画。連絡をきっちり取ることでちゃんとトオルンへの目配せというのが配慮されており、そこのほっこりとした友情の感じがまたいい具合せせり立つのです。いいなあ、こういう友。そう思わせるのでした。