先に総評
人の夢と書いて儚いとはいいますが、2021年11月号はある意味でほぼきらら無印の全力、休載ほぼなしの状態で、しかし、それもまた儚い状態、夢のような状態と言えるでしょう。
などとポエムはさておき、休載が2つある程度、というのが久しぶり感を出しているのが、ある意味できらら無印のよくないところでもあります。常にこれくらいの誌面なら、もっと盛り上がるのになあ、という不遜な内容まで思ってしまいますが、無理な時は無理なので、ややしゃーないではあります。
新連載もありますが、連載終了もある。そういう諸行無常もあります。次回で『謎のリリリス』が終了。ちゃんと終わらせる流れではありましたが、好きな連載だったので大変切なくあります。次の月の号で同じこと言うでしょうが、やっぱりきらら異常事態の一因がまた一つ欠けるのか、と思うと、勿体ないなあ、という気もします。まあ、ピーキーだったのでさもありなんですけども。そのピーキーさが、誌面を彩っていた事実は忘れたくないと思います。
個別チェック三連弾
- 篤見唯子『スロウスタート』
- 花名さんが億さんとお出かけ、というのからあぶれた面々の話。ただそれだけの話をきっちり魅せるテクは流石です! たまてさんの夢の話は偶にあるよね、そういう地獄めいた局面の夢……。しかし冠さん、いくら猫がアグレッシブに動いたからって、木にリードもろとも絡みつくって、そうはならんやろ。でした。いきなり緊縛絵だったので、すわ! でしたけども。この漫画でそういう意味ねーからな、俺!
- むらさき『えるくえすと! ~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』
- エルまし、あると思います。しかし、いつかエルさんたちは帰ってしまうのよね、というのが線引きとして一線置かれていて、そこに対して何か思うっていいなあ、ってなりました。状況的にずっとは続かない、というのがベタですが、さらっと提示されるのはいいですね? コスプレましろさんエロかったのでトントンですが!←やなトントン
- TYONE『謎のリリリス』
ちょい前のみくるん『はなまるスキップ』
今回は割と穏当というか、買収があったけど穏当ってなんだというか、とにかくわりと普通にアメリカへの修学旅行回でした。なんかピクニック大会とかやってましたけども。それと繰り返しですがそこで買収がありましたけども。
とりあえず、今回は先生がギャンブル狂になってしまってこの人大丈夫か、というのが強く感じられました。引率に一番引率がいる、ってヤバない?
というか、前にお馬に賭けてからこっち、完全にギャンブルに目がくらんでしまっている、と描写されるのマジヤバない? カジノに行ってる時点であれなのに、そこでガンハマりしているの、本当にヤバない? 買収よりもヤバない?
今月のワンワード
- ちょぼらうにょぽみ『探偵夢宮さくらの完全敗北』から
この鳥… 機械だ!!
- とか言ってるのに、結局そこはあまり気にしないムーブで話が展開しているから、ちょぼ先生はヤバい。というか政府に目を付けられているのか、この探偵部。それとも適当にやったら正答だっただけなのか。考え出すと沼ですね。はまりたくねー。