ネタバレ?感想 よしむらかな『ムルシエラゴ』22巻』

MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ- 22巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ- 22巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

大体の内容「クスリの元凶登場!」。ヤバいクスリ、チェザーレの製作者登場で、この漫画の核心に触れていきつつあるのが、『ムルシエラゴ』22巻の内容なのです。
 しかし、クスリの製作者、調香師さんはかなり理屈がわからん存在です。体から毒を体臭っぽく垂れ流す、というかなりの特異体質。しかも、レズックスするとより出るよ! というので、さらっとエロ展開してた辺りが隙がない。本番は無理なので当然出ないんですが、事後の気だるいエロさがザッツ事後で、エロを直接出したわけではないのにクソタレエロいのでホント堪らんです。3回だな。←何が
 さておき、この調香師さんのお付きというか、一緒に行動しているのが全員碌でもないのもまたよし。ダブルゴスロリメイドといい、のっぽといい、この漫画にはワル側が珍しく集団で頓狂なのがやってきております。ピンじゃないの、桜剪会以来か。あの時よりも、敵側にネームド感あるので、また違った趣です。
 で、その調香師さんの仲間というかお付きののっぽが、赤い髪の女を探しておる、というので、最初千代ちゃんが絡まれて、その後うららさんがロックオンされる形に。
 ここは罠にかけよう、という黒湖の提案で、始動するうららさんひとりぼっち作戦。広くて人払い出来るとこでうららさんを設置し、のっぽがくるのを待つというシンプルな作戦です。普通に考えるとかかるとは思えないのですが、のっぽが赤い髪の女に対する執着がおかしいのか、どう考えても罠なのにのっぽはほいほいやってきます。
 こののっぽ、身体能力が異常っぽく、メカニカルになった鳴海さんの腕パワーでも押し負ける相手。まともにやるには危ない、というのもあるのか、ここはうららさんに捕獲をしてもらおう作戦とあいなります。
 ということは、ですよ。
 とうとううららさんのガチが観れるのか! 遅い! 来た! メイン格闘戦来た! これで勝つる! と大歓迎状態の人も多いかと思います。私も、うららさんどんだけなん実際、とは前々からだったので、ここでそれが開陳されるようで堪りません。僕はずっと、待ってた! クリスマスプレゼントだろ! カードもだ!←落ち着け
 しかし、逆にいうとのっぽがここで生き残れるのかというのも気になります。赤い髪への執着具合が行かれているので、たぶん話聞けそうな相手ではないけど、それでもなにかしら情報引き出せるのか?
 というのもありますが、この漫画わりと男だと死ぬ可能性が高いんですよね。悪いやつが大体男である、違ったのゴールドマリーさんくらいか、なので、そういうのは大体死んでいるのがこの漫画です。某デストロシリーズみたいに男なら100%死ぬまではないんですが、それでも死亡率かなり高いので、のっぽ、生き残れるか。
 さておき。のっぽ戦になる黒湖方面feat.FBIのその裏の警察の方ではヤメケイ系おっさんがウラアリ系おっさんとが腹の探り合いしてて、そっちもそっちで面白そうです。
 ヤメケイのおっさん、調香師さんと一緒だったので、敵側。
 なんだけど、なんか意味不明な行動として、警察に自ら捕まってました。そして事情聴取でマウント取ったり。マジなんなん? です。意図が不明、何かあるのは分かるけど、なんで、ここも今後どうなるのか。早く23巻が欲しいところです。ここの話上手くいくとたぶん相当面白い。
 そんな感じで、黒湖方面はのっぽVSうらら、警察の方はおっさん対おっさん、となっているところで事件が更に発生。チェザーレの効能をもっと知る為として、死んでいるのに生きているのを幾らか見繕った、その残りが警察の手に。これが果たしてどういう展開を招くのか。そうした悟白亜の狙いとは? その辺が分かると、この漫画の結節点が一気に分かりそうですが……。と、深刻になったのでここでエンド。