- 作者: 平坂読,ブリキ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: 文庫
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内容を要約すると、「枯れ木も山の賑わい。あるいは残念も部活の賑わい」。
ということで! 今回は夏休み編。『はがない』特有の言っても良い、いつも通りの残念さを発散させながらのノンリア充生活は今回も続きますが、今回は最後にややクリティカルなというか、強烈な、話の区切りに向けてのターニングポイントにさしかかりました。隣人部、進退が極まってきた感もあります。こうなっては穏やかでぐだぐだには終われない。夜空が前に出れば、星奈も出るだろう。そうなった時、隣人部はどうなってしまうのか。っても、これでどうにもならない、というのも地味にありえそうなのが『はがない』の残念で魅力的なところ。さてさて。
最後はかなりシリアスな雰囲気ではありましたが、この巻内では基本的にぐだぐだとしたなまぬるい話に終始しておりまして、無意味に夏休み中も部活をしたり、携帯アドレス交換で残念ズに電流走ったり、プール行ったと思ったら肉が小鳩にハアハアしたので速攻帰ったり、星奈の家にお泊まりイベントと小鳩にはぁはぁした肉の裸イベントが発生したり、プライベートビーチで海ー!して失敗した後肉が小鳩にハァハァしたり、夏祭りに出かけて肉が小鳩にはあはあしたり、と、まあ普通にこの小説だなあ。って内容。そういうのだっただけに最後の部分はひゃーっとしたわけなんですけれども。
キャラ的なものの見方でいうと、理科がどんどんとマキシマム痴女としての株を鰻登りさせすぎてやや龍に変じかけていますが、これで意外と小鷹にぞっこんっぽいところもあるので、かわ・・・いい・・・? ですね、うんたぶんってかかわいいってなんだろう・・・。
さて、4巻はどうなってしまうんでしょうか。←何ともいえなくなって逃げた