- 作者: サンカクヘッド
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: コミック
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大体の内容。「完走!」。だらだらと続くことなく、さりとて途中で足早になる事もなく、走りきって見せた、というだけで十二分に愛おしい。ハルカがキーマンだったんだなー、というのは最初から分かってる漫画でしたが、オチに向けての流れの中では特にキーマンとして動いてはおらず、ただ周りがキーとしてハルカの存在を使う、というのでしたので、出なくても思ったより十分存在感あったなあ、とか。良く考えると4巻範囲ではあんまり登場してないな、ハルカ。
さーて、ぽんてら4巻の内容は?
- チャコのリーダー物語
- イトリ、笑う
- ぽんてらの真相
の三本でお送りいたします。いたしまーす。んがぐぐ。
チャコのリーダー固執の話から、いきなり真のリーダーに目覚める辺りの流れはなかなかバカらしく美しい。リーダーはなるものではない、なっているものがリーダー、とでも言えばいいのでしょうか。それくらい一気にリーダーとして覚醒したチャコ。その後も元のリーダー固執に戻らず、リーダーとして振舞い続けるチャコ。ちょっと足らない所もあるけれど、きっちりとする事はするのでマジリーダーです。誰なんだあんた一体……。
イトリの笑みは極上でした。基本無表情キャラをずっと続けてきて、笑う所か感情らしいものを示した事すらなかったイトリが、廃部の危機にある部活の為、そして名本説得の為に無理に笑うという変化を見せたイトリが、しかし真に笑うのは父の誇らしさに、というのが、なんとも言えずいい話。その前に友達を悪く言われてつい泣いてしまうけど、和解したから、というのもあるので、本当にいい笑顔でした。
ぽんてらの真相は、しかし最終回まで引っ張るとはなー。とか。なんだか分からないマクガフィンってやつをずっとやっていた題名でしたが、真相が分かるとなんだかしっくり来る題名だったんだな、と理解できます。これ以外の題名はなかったなー、とかなんとか。〆もいい話で終了してたし、なんだか3巻までの躁漫画な所がこういう風になっていくとは、と変なというのもなんですが、でも変な感嘆が出たのでありました。