先に総評
200号! そういうのもあるのか。ということでめでたく200号達成した、そんなきらら本誌ですが、大熊らすこ『星屑テレパス』がないのだけが返す返すも残念! という程度しか傷がない玉っぷりを見せております。200号記念は伊達じゃない!
さておき、そんな流れの中新連載もあれば最終回もある。そういう部分の平常運転具合もあるのが200号の凄い所です。
最終回となった、ミナミト『海色マーチ』、個人的には最後までずっと乗れないかった一作、という評価になってしまいますが、そこの軸の合わなさがどうして出てくるのか、は一度突き詰めて考えないと、今後のきらら読みとしてのキャリアに傷がつくやもしれません。気を付けないと!
新連載となった、みくるん『はなまるスキップ』の方はなんというか、島耕作顔で「えらいことになったぞ……」ってなる作品かと思います。最近のきららにおける、新たな色の模索、という部分ではいいんですが、君、あれはパーフェクトではないかね。というか、独自、という言葉のオブラートに包まないといけない危険物な気がします。ふわふわが、過ぎる! しかし、このふわふわが過ぎるというのが、新しい色となる可能性は無くもない訳で、つまりまたきらら読みとしてのキャリアに傷をつけかねない一作が出てきた……! となってしまうことになろうとは。
とかなんとかそんな感じで。
個別チェック三連撃
- ルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』
- 後輩奥さまが出来たよ! やったね! 新妻ちゃん! というのに新妻ちゃんさん最初よく分かってなかったのがとてもよいものがありました。その後で、あれやこれや先輩風邪吹かせられる! してたのも合わせて、新妻ちゃんさんに隙は無いなあ、と思わせるには十分な隙でした。そして最後なんだよ、あれ! で終わってさてどうなるんだこの漫画本当に。
- 若鶏にこみ『ぎんしお少々』
- 前作『放課後すとりっぷ』でも人間関係と認識がごちゃごちゃして途中で訳分からなくなってしまって、個人的にはついていけなかったのですが、今作も既にごちゃごちゃしてきた! というので今から戦々恐々です。すぅちゃんという勘違いが、如何にこの漫画を牽引するのか。ついていけるくらいで手心を!
- TYONE『謎のリリリス』
今月のワンワード
- 湖西晶『下を向いて歩こう』から。
胆石すら
興味ある
- 俺も、さざれさんに見せる為なら胆石くらい……っ! ってなりましたが当然人のではなく、クジラの胆石、いわゆる竜涎香です。俺も、さざれさんに見せる為ならクジラくらい……! ←落ち着け