ネタバレ?感想 公式コミックアンソロジー 『リコリス・リコイル リピート』

リコリス・リコイル 公式コミックアンソロジー リピート (MFC)
リコリス・リコイル 公式コミックアンソロジー リピート (MFC)

 大体の内容も何もアンソロジーだよ! ということで『リコリス・リコイル』の公式コミックアンソロジーです。リアクトの感想は、
hanhans.hatenablog.com
 にしたためましたが、そちらと比べるとわりとちゃんとした(?)アンソロジーだなあ、と感じました。上記リアクトが搦め手で来た感じだったのに比べると、わりとド直球が連打されて千球だッ! された感じでした。千束さんとたきなさんの関係性の話がたくさんあって、うん、これこれ! となりました。これに比べたらリアクトは本当に搦め手だったんだなあ、と思うのも仕方ないレベルです。
 というか、このアンソロだとたきなさんが千束拗らせ厄介オタというか、関係性矢印がドデカでぶっ刺さっているのが多いで大変面白かったです。そうそう、こういうのでいいんだ、こういうので。という井の頭五郎顔になるのも、ここまでまっすぐだとしょうがないね。
 それにつけても、ちさたきの、あるいはたきちさの尊さというのは常軌を逸していますね。本編の流れからこの転調を見せられると、うん、これこれ! と何度も言いたくなるくらいうん、これこれ! 具合です。女の子がわちゃわちゃして百合というかいい関係性して終わり。この流れを、アンソロジーだからこそ絶えなく続けられるので、とにかくこういうの本当にたくさん見たかった。いや、今見れている! というので、これらアンソロジーが2期のやれることを削りまくって、みんなのアンソロが積みあがり過ぎて、一歩も先に進めない……。と変則的な谷仮面状態にならないか心配です。それくらい、出すネタとしてはがちがちにやれるとこやってるんですよね……。世の中の愛が怖い……。
 さておき。
 個人的にはたきなさんの方が好きなので、にいな涼『番犬たきな』が個人的にこのリピートではマストでした。たきなさんの持ち味が全て過不足なくきっちり、特に千束さんに対する気持ちがしっかり入れてありました。それでありつつ、お話の方もちゃんと振れ幅があってそこで更にたきなさんの持ち味が出る、というのでいい作品です。とコミックマスターJ顔も辞さないやつです。
 それ以外でも、めきめき『某日某潜伏場所にて…』での千束さんのセーフハウスで熟睡してしまったたきなさんの、千束さんに信頼を置いているんだよなあ、が最高でしたね。DAでは気を抜いて寝るなんてしたことなかったのに、千束さんがいるから安心して、というのでもうちさたきしか勝たん! というやつでした。
 さておき。
 それにしても、たきなさんの”あの”ソフトクリームネタはこのアンソロでも擦られていたのがやはり気になってしまいます。それだけ視聴者の度肝を抜くやつだったのは分かるので、ここをどうやってくるか、というのは一つのマイルストーンにすらなっているのだなあ。と思いました。そしてリアクトのもずく付きモーニングはこれらの中でもやはり頭一つ抜けてるんだなあ、とも。吉田創先生、どうして……。
 とかなんとか書きましたが、とりあえずちさたきあるいはたきちさの成分が大変強いアンソロだったと思います。そういう意味では全うなアンソロだったなあ、とも。リアクトが色が濃かったのね……。
 とかなんとか。

  • ちなみにリロードは下記

hanhans.hatenablog.com
hanhans.hatenablog.com