まんがタイムきららキャラット三作感想(2023年6月号)

まんがタイムきららキャラット 2023年6月号 [雑誌]

この項について

 まんがタイムきららキャラットから三作取り出して感想を書くコーナーです。いまやキャラットも荒れ放題。油断してると後ろからバッサリだ。どっちもどっちも。どっちもどっちも! と言うほどには荒れてはいませんが、それでも荒々しいところ目白押し。そんなキャラット三作を取り上げるのは大変なのです。
 というのはさておき、それではいってみましょう。

肉丸『ばっどがーる』

 前回、水鳥亜鳥の強襲を受けた優谷家。そこから亜鳥グッズを涼風涼宅にパージした結果、涼さんに詰められる優さん。そこに水鳥亜鳥のエントリーだ! ということでカオスになってくる展開でした。結局接待ゲームすることになる面々。ゲームしながらタッチできるのでは? などと、その気になっていた優さんの姿はお笑いだったぜ。全部涼さんが持っていくんでね。そりゃだら! ですわ。そして最終的に亜鳥さんが猫耳メイドに。優さんは当然心停止し、ばっどがーる、完! となりました。なってねえよ!

浜弓場双『おちこぼれフルーツタルト』

 ドル園は順当にクリームあんみつが天辺をとった、その後でぬあるあがキャラクター崩壊の危機に直面。そして招聘されるロコ先輩。息をするように拉致するのやめてもらえませんかねえ……。そして始まるお悩み相談、なのにチコさんは鼻血を出し、ロコさんも鼻血を出す。なにこれ。
 でも、アイドル活動には素直なのよ。という部分はしっかりあります。大体変態の話ですが、そこだけは真摯。対応に困るわ! チコさんがおねロリはいいけどロリおねは、とか言いだした時はこう終わるとは、……いややっぱりそういうオチかこれは。

山本アヒル『うさパン焼いて悪いかよ!』

 前回の流れでクマに対して意識しまくりの八房さん。話そうとしても正中線四段突きする八房さんに接近することすら厳しい。ということで遊園地いくぜ! ということになりました。そこでどうするか、という青写真全くないという単なる遊園地デートじゃねえか! なのですが、最終的にクマが真摯に話して「ひゃい」を引き出す形に。あれだけやられてたのに、真摯に攻めるなあ、クマ。でも、なんか違う意味で「ひゃい」って言ってませんか? この女陥落(オチ)た! ではありませんか。一応、違う形に落ち着きましたが、八房さん、押し返されると弱いんだな……。そしてクマは愚直に押す。もう未来は決定しているな……。