ネタバレ?感想 小野中彰大 『魔法少女にあこがれて』7巻

魔法少女にあこがれて (7) (バンブーコミックス)
魔法少女にあこがれて (7) (バンブーコミックス)

 大体の内容「性癖普通の子の真化とは?」。マゼンダさんの真化、みてえなあ。とするうてなさん。その為に、あまりにも手慣れてさりげなくマゼンダさんをさらい、色々するのだが……。という部分のアレさ加減を巻終盤で一気に転換してくる。それが『魔法少女にあこがれて』7巻なのです。
 マゼンダさん拉致の流れは本当に手馴れています。偽物を見せて、トレスマジアが来たらすぐにマゼンダさんだけさらう、という流れが二コマで終わってしまうという素早さです。あまりにも素早いのでサルファさんがビビるレベルです。
 その拉致で、マゼンダさんの真化を促すベーゼとレオパルト。レオぽんさんのエロ拷問が開陳されますが、うてなさんをして鬼才! となるかなりのアレな拷問が繰り広げられます。びーちくのやつは俺はもうやばいと思う。
 その上で、ベーゼさんがかゆみで責めるという流石の一手を見せ、それによってマゼンダさんがぐらんぐらんしましたが、それでもマゼンダさんの真化はなされませんでした。耐えきったのです。
 とはいえ、マゼンダさんの真化はどういう方向になるのか。いまんとこ、アズールさんもサルファさんも性癖が性能に具現化している。レオパルトさんも性癖というかベーゼへの愛が真化に影響している。結構愛が重要なのかもしれない。
 となると、マゼンダさんは7巻後半で回復効果出してたのは広い愛の具現かもしれない。全体への博愛、というのは逆になんか違う気がします。そんなあやふやな愛ではいかんと思う。となると、マゼンダさんの真化はどうなるのか? 今後の展開に期待です。
 というのはさておき。
 今回は終盤にかなりカタストロフが入って、更になんかキター! となって8巻へ! なのでもう感情がぐちゃぐちゃです。どうにかなるのこれ?
 ですが、これでまだベーゼの真化ではなさそう、というのでこれはまだ完全な力ではないのにこの性能なの!? というので慄きます。
 それ以上に、魔法少女に対する黒い気持ちがこの形に、というので、ある意味では魔法少女に黒い気持ちがある私たちのような輩に、あのもう一人のベーゼみたいなのがある。そういう見方もできるので、なんというか、なんだかとっても、イナフじゃねえか……。ってなります。
 あれでもだいぶ追い詰めて、力の発現が見れてうてなさんの一面は満足だったけど、もう一面は全然満足できねえぜ! ってなっているのがもう業の深さが己の姿にも見えてアイエエエエエ!? ってなるだけです。これが、俺の一面!
 さておき。
 結構シリアスな展開が多かった7巻ですが、ロコさんがまさかのアイドルになるなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。回の色んな意味でギリギリの内容は楽しかったです。羞恥心がないと歌が映えない、というのが最終的に百合的キマシタワーする展開は美しい。んだけど、ある意味ストーカーなのよな、でもあり、素直に美しいとは言えるけどそれはそれで業が深い関係性やなあ、と思わざるを得ませんでした、あの二人の真化も互いの愛でなんだろうけど、どういう風になるのやら。
 ということで、8巻が気になる終わりだった7巻。ある意味正しい引きですが、ちょっとこの展開で埒が明くかどうか。明いてもらわないとこの漫画終わっちゃうんですけどね! ということで以下次巻! にやきもきしながら8巻読みます。
 とかなんとか。