『シャドウバース』で最近CPUを殴っているデッキについて 第四

対戦はしない。でもデッキは作って楽しみたい。

 最近シャドバ、『シャドウバース』でデッキを作るのが楽しくなってきております。対戦するというには強いデッキではないものの、このテーマで作ってみたい、強い弱いではなく!
 ということでデッキを作るも対戦はしないという謎のムーブの中、作った遊びデッキについてカカッと記載していくところとなります。
 ちょうど2月19日にアディショナルカードが追加されたので、少し貯めてたルピなどをきってみれば、なんかマステマさんが3枚手元に来ました。なら、狂乱ヴァンプを使うしかないな! となってデッキを半分ほど作り上げてみました。基本部分は実績デッキのコピーからやっているので、基本的にはある程度できたものからです。
 お前それでいいのか? ですが、この一年やってないから何がいいのか分からないのだ! という開き直りぶっぱしつつ、今回はローテのヴァンパイアデッキをやっていきましょう。

第四 RSL期ローテの純狂乱ヴァンプa.k.a.マステマさん使い隊

なんとしても! マステマさんが! 使いたい! (デッキの)説明ッ!


 とりあえずデッキはこのようになっているわ。とVP1のフレイ声出しますが、7割くらいは元デッキのまま使っています。その辺りの出来栄え具合がいい感じなので、変に動かすよりこのままの方がいいかな、という裁定をしました。
 元のデッキは復讐狂乱デッキですが、マステマさんを使うなら純狂乱だろう、という謎の核心で狂乱推しとなりました。狂乱推しになったので、自動的に復讐要素はオミットしました。
 そういうわけで純狂乱ヴァンプとなりましたが、こまごまとしたところを、どうしてこれ入れられてるんだろうというのを考えながら語っていきましょう。

と、その1コストフォロワーの人たち!

 まずは1コストフォロワーを見ましょう。

 まず〈悪魔の笛吹き〉。1コスト攻1体1で突進ドレイン持ち。ついでに1点こちらリーダーに。
 ドレインがあるので、減った分の体力は取り戻せるので地味に優秀です。あと狂乱時には攻+2なので3点回復にもなる。その時は地味な盤面整理と回復を同時にこなせるので、最低限からもっと上も出せる。やはり地味だけど優秀。だから入れてるんだろうなあ。

 〈ハーモニックウルフ〉は1点顔要員であり、ドローソースでもあります。攻1体2で1コストとしてよい方なので、狂乱要員として以外でも優秀と言えます。
 回復はしないですが、それでもドロソは七難隠すって言いますもんね。今回のデッキの形がアグロなので、できるだけドロソは欲しい。そこにちゃんと埋めてくれるのでよいです。
 元々は復讐の為にも使えるドロソってことで入ってたんでしょうけど、狂乱にも有効活用できるので、これは入れたままにしました。

 〈悪夢の使徒〉はリメイクな一枚ですが、3コストから1コストに、更にファンファーレがこちらの顔1点になり、すこぶる使いやすくなっています。ラスワでのバット置きも嬉しい。というか以前の3コストで先後でバット置くだけだったのが如何にあれだったかが分かりますね?
 自ダメージ要員として1コストで置ける点はやはり優秀。攻1体1も1コストならむしろ普通レベルなので、良い位置に置けるようになったなあ、という感じです。狂乱を考えるなら、入れて損はない1枚と言えるでしょう。

と、その2コストフォロワーの人たち!

 次は2コストフォロワーの確認をしていきましょう。

 〈猛襲の特攻隊長〉は攻2体1で突進持ち。ですがそれ以上にお互いの顔に1点を、ファンファーレとラストワードで、というのがよいです。相手リーダーを殴ることはすくないですが、ダメージを強引に当てるのは地味ですが、後1点! というときに地味に効いてきます。その、後! で2点出せるのがこのカードの良さ。ちゃんと狂乱用としても使えるので、優秀なのでは? となってしまいます。そりゃ狂乱の為なら入れるよな。

 〈鍵盤の悪鬼〉は守護持ち攻1体3。狂乱でないなら顔に2回1点ダメージ。つまり狂乱要素を進める効果で、狂乱なら進化。
 進化後は自リーダー回復と相手フォロワー全てに2点の攻撃時能力持ち。というのでお徳用パックな1枚。上手く狂乱時で使いたいやつですが、普通に狂乱用として使いつつ守護を立てる、でもいいのがよろしい。
 それと自動進化を上手く使う、進化デッキに入れるのもありなのかしら? 枚数は加減をみつつ入れ替える感じでしょうか。

 〈イビルコレクター〉は元には入ってなかったやつです。ドロソが欲しい、というのでフォロワーを引いてきて、そのスタッツを攻+1体+1するのでバフ要員としてもドロソ要員としても扱いやすいです。
 特にフォロワードロソはこのデッキには有用なので、とりあえずぶち込んでみました。1枚だけ、でも十分です。
 自身のスタッツも最低限はある、というのもいい。誤って自分を引いてくる、というのはありますが、この仕上がりなら許容範囲でしょう。

と、それ以後のコストのフォロワーたち!

 こっからは3、4、5コストのフォロワーの話。

 〈ディアボロス・ヘドネ〉は通常では3コスト攻3体3突進、という少しいいくらいの性能です。
 しかし、狂乱時に進化すると、疾走持ちの攻6体4になり、更に相手の場のフォロワー全てを破壊します。自動進化ではないので進化権が必要ですが、それに見合ったパワーカードです。
 他の自傷カードに比べると一回しかしないので平凡ですが、こいつの効果狂乱に入ってから進化、というのもあるので十分です。
 ですが進化しないとやや微妙なので、3コストで出すことはそこまで多くはないかと思います。なので上手く進化権を残すのが、このカードを使う為に必要なスキルです。だからアグロチックに組んでもいるんですが。

 〈スピニングウルフ〉は3コスト攻2の体1の疾走持ち。3コストで2点疾走はそれなりに有用ですが、子のフォロワーの真価は6PPある時。
 進化して攻撃すると、PP3つ使って〈スピニングウルフ〉を2枚場に置けます。当然疾走なので、進化も含めて8点飛ばせる形に。
 このデッキは早期決着が目的なので、3コスト疾2点走としても6コスト8点疾走としても活用できます。この為に進化権を残す、というのはそれなりに重要な手管かもしれません。進化権残すこと多くないかこのデッキ?

 4コストの〈失墜の誘惑・マステマ〉は、昔は相手顔と守護相手にしか殴れないとかそういう残念なタイプでしたが、今回は狂乱時自動進化し、狂乱時ならランダムな相手フォロワー2体を破壊し、リーダー2点回復に2枚ドロー、とだいぶ盛った性能になっています。狂乱時に結構な力を発揮してくれるカードと言えるでしょう。折角使いやすくなったら使いたいやん?
 で、狂乱してなくても、2回顔に1点なので、そこで狂乱に入って進化権を使って進化、でもいいのが中々フレキシブル。このタイプのデッキに欲しいところ全部持ってきてる感じ。
 ただ疾走とかはないので、顔に直接詰める能力だけはない。その点をフォローするか、このままでいくか、というので今回はこのままいっています。フォローが欲しいなら手管はあるので、その辺は好みですね。前はそんな手管以前の問題だったのが、成長したものだ……。使いたい……。

 5コストの〈デモンビーター〉は5コストで使えば守護を並べられますが、基本的には2コストのアクセラレートでこいつを2枚出すのを使います。
 そうすると守護が2枚と顔に1点×2になるので、防御しつつ狂乱に近づきます。中々役に立つ感じ。
 狂乱状態なら普通に出した時に1体だけですが進化するので狂乱進化ならもっとありか? というカードですが、基本は繰り返しますがアクセラレートにあるカード。どうしてもしょうがない時に並べる、という感じでしょうか。

と、その背後関係のスペルたち!

 スペルの方は基本的に元のデッキのままとなっています。もうちょっと詰めると違うんでしょうが、とりあえずベストバランスっぽいので崩すよりは活用しよう、という考えですね。もうちょい違うカードをいれるのも視野ですが、とりあえずここは変えずに。

 〈バイオレントスクリーム〉は1コストスペル。ダメージ1点を自分と相手フォロワー1体に。ついでに1ドロー。狂乱用とすればダメージ貰うのはありがたい。ついでに1ドローと1点ダメと考えるとお釣りのが多い感じです。
 とはいえ、他のカードをいれるという手も当然あるので、ここは入れ替え要員かもしれないです。他にいいカードあるかしら?

 〈シルバースナイプ〉はフォロワーにランダム3点。ですが、狂乱でないなら1点こちらの顔にで、狂乱なら相手顔3点。これが1コストで可能なので中々面白いです。
 狂乱要素に使えるカードで、後3点はランダムでも大きいダメージなので、場を均すのに普通に使えるのもいいです。狂乱デッキならマストな1枚かもしれない。
 これを入れ替える、というのはそんなにないことかも。1コストで顔に3点、ってどっかの一裂きが黙っちゃいないですよ。

 そのどっかの一裂きも入っていたのでそのまま入れています。3点ダメージを選べるやつです。アグロなら今でもこいつは使える、というのがある意味でこのカードの完成度を示していると言えます。
 狂乱用にも使えるには使えるのも、このカードが未だに使われる要因でしょうか。デメリットがダメージの多さくらいですからねえ。そういう意味では本当に完成度高いカードです。よく最初にこれ作れたな、まである。

 〈眷族の飼育〉は融合変身するカードです。これ単体はドローと自身1点ダメージを2ターン続けて、というやつで、狂乱インに有用でリソース回復も出来ます。
 融合変身の方の〈眷族の養育〉は自分ターン時のダメージカットと、進化権一つ回復。これを作る為には狂乱状態にならないといけないですが、それに見合う価値はあります。狂乱だけでいいというある意味では楽な条件。そして一回養育を使えば飼育の場合でも単なるドロソになるというので、狂乱軸の脇を固めるいい1枚になっています。

プレイングは突然に

 このデッキのプレイの仕方について軽く書いておきます。初手、序盤、終盤、という感じですか。普通のデッキなら中盤はありますが、アグロ寄せなので序盤の後にすぐ終盤、という感じになります。よござんすね?
 それではいってみましょう。

初手の引き直し

 とりあえず、1、2、3コストが綺麗に並ぶといいというのが主体ですが、1コストと2コストが多いデッキなので、逆に3コスト以上を保持するという動きでもいいかもしれません。その辺は好みですが、とりあえず1コストフォロワーが最初からいるとやりやすい、という部分はあるので、自分の運やデッキ枚数を信じるか、今の手札を信じるか。という感じになります。
 つまるところ、フォロワーがちゃんと引けていればそこまで気にしなくてもいい雑さがある、といっていいかもしれません。1コストフォロワーだけマストで、後は流れでお願いしましょう。

序盤

 とにかく序盤は狂乱の為の自傷回数をこなすのが基本です。まとまったダメージは序盤はとれないですが、それでも地道にダメージは積み重ねておくといいことが多い。
 まあ大体どんなデッキでも最終的には顔を詰めないといけないので、隙あらば殴る、はマストです。
 とはいえ、序盤はダメージ取れる部分があんまりないので、除去に手間取る場合もあり、ここは上手くスペルを使って対処したいです。序盤の守護ならスペルで大体除去できるので、カカッと除去しておきましょう。
 つまるところ、除去をかけつつ自傷を加速させる。それが序盤の展開です。

終盤

 5ターンと6ターンでリーサルを狙いたいのがこのデッキの終盤の基本です。ヘドネやスピウルでがっつりダメージをとって、一気に勝ちを狙いたい。
 特にヘドネは相手のフォロワーを全部破壊できる高性能な除去持ち。そもそも6点を与えやすい上に、その後でスピウルの展開と顔殴りも通しやすくなるというので2度おいしいところがあります。
 逆に言うと、それらに進化権を回したいからできるだけ進化権は温存したい、という部分もあり、そこが曲者。
 ですが、自動進化して除去をするマステマの追加でそこが結構融通効きやすい形になってもいます。
 また狂乱時なら〈眷族の養育〉で進化権回復もできるので、上手く立ち回れば進化権が長く残るのも不可能ではない。この辺をどう使うか、というのがこのデッキの肝と言えるでしょうか。

課題点など

 とにかくもうちょい序盤火力が欲しいところです。顔に詰めるまでにある程度減らしたいけど、良いダメージがでてくれないので、本当に悩ましい。終盤には火力はあるので、そこで決めきる為の削りが欲しい。
 それとドローソースももうちょいあると違うんですが、全体的に見て火力はともかくドロソはこれ以上は微妙なので悩みどころ。〈ソウルコンバージョン〉に似たやつでやると、無い火力が更になくなっちゃうし……。
 などと悩んでますが、また違う天啓がきたので、それを作ってCPUで遊ぼうか。となっています。これも悪くないけど、もっとそんなに強くなさそうなの思いついちゃったし。
 とかなんとか。