『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第32幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 最近シールに触った記憶がない。
 さておき、ここは『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』の感想を毎日一話分書いていくところです。その為に、今は初期増田こうすけ先生を味わっている訳ですが、この頃は内容の高低差が強い。キャラが当たるとでかいのがくる、という風情。今はキャラに頼らないで内容の頓狂さを使って攻めてきてる感があるので、余計に昔に新鮮さを感じます。こういう時期だったんやなあ。
 さておき、ページ数とコマ数も数えております。何か変遷が見えないかなあ、とやってますが、何も関係ないならないで自己満足するまでです。
 さておき、それではいってみましょう。

第32幕 シール

大体の内容

 社内会議で社長山川が自社製品のシールについてダメ出しするのだが……。

感想

 ワンアイデア系の内容ですが、社長山川しか喋らないのでひたすらツッコミ入れてるだけの回となっています。他が喋らないから、社長山川の動作とシールの内容、及び少年の攻撃というシンプルなものだけでしっかりギャグ漫画していました。
 このシンプルさは変な小ネタを仕込まなくなりつつあることでもあり、したいネタを煮込んで変な小ネタに頼らないムーブをしてきている、とも言えて、増田こうすけ先生の技量が上がり始めていると見て構いませんねッ!!
 この話は、シールに関するどうでもいい話がひたすらやられた訳ですが、最後がシールをうまく剥がせない、で終わると言う地味具合がとても好みです。結局シールの開発中止したら嫌がらせされた、って話なんだよな。何でそれがきっちりギャグ漫画になるのだろう……。増田こうすけ先生恐るべし……。

史実ネタ

 なし

ページ数とコマ数

  • ページ数:6ページ
    • 一個前が16ページでダレ場がない仕上がりでしたが、こっちは6ページという短距離を素早く駆け抜けた格好。無駄ができないところで少年の顔芸をきちんと印象に残すテクやってて、正直6ページってマ!? という濃度の高さです。やっぱり増田こうすけ漫画は少ないページ数のが映えるのかもしれない。
  • 総コマ数:44コマ
    • 最少は4ページ目の6コマ。最多は8コマが2ページあり。平均も7コマちょいとなっている。地味にコマ数が多い回だったと言える。
    • 社長山川は27コマ登場。この回のメインキャラなので当然ではありますが、この回はむしろ少年の方がメインな気もします。
    • その少年は登場17コマ、というかシールの顔が9コマと半数あり、そのインパクトがとても強い。あの顔だけでメイン張れている感あります。

過去ログ

まとめ置き場