感想 岡田斗司夫 『オタクはすでに死んでいる』

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

 大体は自分内で処理できる内容だったし、もう発売から一部でケンケンが諤々してるだろうなので、とりたてて書く事がないのですが、それでも書くと、ちょっと今のオタク像として取り出してるのが恣意的だなあ、と。ちょっと抽出するのが少ない例というか、それを広く今のオタとして適用するには無理があるのでは? なんか例が、そんな人もいるよねで済むと言うか普通ならあんまりそれで言い切るのは無理だと考えるような範囲だったなあ、とかなんというか。これが今月号のふおんコネクトで言う所の「マスコミの力」でしょうか。←違うと思う
 後、萌えが分からないと言ったら怒られた(意訳)というのは、ある意味有名税だよなあ、とか。普通のオタなら確かに、そっちの道はそういうことがあるんだね、そうだよねー。で済む話なんですが、問題は岡田氏がオタキングを名乗ったことにあるんだろうなあと。オタのキングなのに、今主流の萌えわからんてどういうこと? という反応は、キングを名乗った以上は当然出てくると思ってしかるべきなのに、それを「今のオタは他のオタに対して」的反応なのは、なあ。
 とかなんとか。