感想 斉藤淳 『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』

アメリカの大学生が学んでいる本物の教養 (SB新書) 大体の内容を先にまとめると、「教養を持つ者とはよい思考者である」。これを一冊使ってかっつりと語る本となっています。 それがアメリカの大学生がこういうのを学んでて日本って遅れてるー! なのやろー…

 『ゲームの歴史』について思ったことなどをつらつらと

どうしても吐き出しておきたい 岩崎夏海・稲田豊史『ゲームの歴史』に関して、 hanhans.hatenablog.com hanhans.hatenablog.com hanhans.hatenablog.com と三部作めいて書いたのですが、格ゲーマー視点以外でこの本がどこかおかしい、と感じた点をつらつらと…

 ネタバレ感想 秋田禎信 『魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス』

魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス 大体の内容「キースが全部持っていく!」。本当に、キース”真顔の変質者”ロイヤルが全部持っていくお話。それが『魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス』なのです。 このお話は、オーフェン1部…

『ゲームウォーズ』と『ソードアート・オンライン』と『ログ・ホライズン』。そして時々『エンド・リ・エンド』

初めに この文章は『ゲームウォーズ』(以下GW)を読んだ感想を書こうかと思ったのですが、それを単に書いても面白くないと感じたので、同じオンラインゲーネタの日本での二極、『ソードアート・オンライン』(以下SAO)と『ログ・ホライズン』(以下LOG)と…

 感想 荒俣宏 『喰らう読書術 一番面白い本の読み方』&大澤真幸 『<問い>の読書術』

喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)作者: 荒俣宏出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2014/06/09メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る の読書術 (朝日新書)" title="の読書術 (朝日新書)">の読書術 (朝日新書)作…

 感想 小島秀夫 『僕が愛したMEMEたち』

僕が愛したMEME(ミーム)たち いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語(ミーム) (ダ・ヴィンチブックス)作者: 小島秀夫出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2013/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 小島秀夫の愛したMEME…

 箭本進一 阿部広樹 多根清史 『超ファミコン』

超ファミコン作者: 多根清史,阿部広樹,箭本進一出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2013/06/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (23件) を見る ファミコンについての徒然 ファミコンは世界でもっともたくさん売れたゲーム機だ。 この本、『超ファミコン…

 感想 梅原大吾 『ウメハラコラム 拳の巻』

ウメハラコラム 拳の巻 -闘神がキミに授ける対戦格闘ゲーム術-作者: 梅原大吾出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2013/02/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見る ウメハラの、コラム アーケード専門誌という…

 感想 梅原大吾 『勝ち続ける意志力』

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)作者: 梅原大吾出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/04/02メディア: 新書購入: 24人 クリック: 449回この商品を含むブログ (75件) を見る 最初は恐る恐る、だったけども 格ゲー有名プレイヤー、このウメハラの金言に、酔い…

 感想 阿部広樹 箭本進一 多根清史 『超クソゲー 1+2』

超クソゲー1+2作者: 阿部広樹,箭本進一,多根清史出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2011/09/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見る 惹句をつけると『クソゲー本ブームの開祖、ここに帰還!』。 今時クソゲーという…

 感想 多根清史 『教養としてのゲーム史』

教養としてのゲーム史 (ちくま新書)作者: 多根清史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/08/08メディア: 新書購入: 17人 クリック: 399回この商品を含むブログ (40件) を見る 内容を要約すると、「ゲーム黎明期からの想像力と創造力の歩み」。そのまとめと…

 感想 勝間和代 『読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか』

読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)作者: 勝間和代出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 79回この商品を含むブログ (222件) を見る 読書の話が主体かと思ったら、書くの…

 感想 多根清史 『日本を変えた10大ゲーム機』

日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)作者: 多根清史出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2008/09/17メディア: 新書購入: 13人 クリック: 349回この商品を含むブログ (44件) を見る ゲーム黎明期から今を、一気に通観した内容。…

 一口感想 本田由紀他 『ニートって言うな!』

「ニート」って言うな! (光文社新書)作者: 本田由紀,内藤朝雄,後藤和智出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/01/17メディア: 新書購入: 17人 クリック: 420回この商品を含むブログ (286件) を見る 題名に比せず、かなり固めの本でびっくりしました。もうちょ…

 感想 岡田斗司夫 『オタクはすでに死んでいる』

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)作者: 岡田斗司夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/15メディア: 新書購入: 17人 クリック: 634回この商品を含むブログ (170件) を見る 大体は自分内で処理できる内容だったし、もう発売から一部でケンケンが諤々…

 感想 川上稔 『連射王』

連射王〈上〉作者: 川上稔出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (86件) を見る 連射王〈下〉作者: 川上稔出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/01/01メディア: 単行…

 感想 『処刑御使』(ISBN:4344011929)

<荒山徹:幻冬舎:1800円+税> 内容を要約すると、「死ねよやーーッ!!」 だって、本当にぶっちゃけそれだけの話なんだもん。 詳しくすると、荒山先生が新朝鮮妖術をもってファック伊藤博文する話で、そのついでに歴史もファックされます。一応、フォロー…

 感想 『サウンドトラック』(ISBN:4087746615)

<古川日出男:集英社:1900円+税>(図書館で借) 内容を強引にラストでまとめると「東京壊滅とタフな人達」 うーん、凄いなぁ。訳が分かるような分からないような。話が「おお俺が語りたいように語り出すのだ」な著しい脱線のような本筋のような迷路のよう…

 感想 古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』

ベルカ、吠えないのか?作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 190回この商品を含むブログ (382件) を見る 昨日、「ロックンロール七部作」を買うか買わないかでかなり迷って、乗る列車に遅れた。…

 感想 『柳生雨月抄』

柳生雨月抄作者: 荒山徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/04/25メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (28件) を見る 荒山徹爆裂伝奇、新刊です。 内容。 柳生の陰陽師、柳生友景が朝鮮妖術師軍団相手に大立ち回り。 以上。 本当にそれだ…

 感想荒山徹『十兵衛両断』

十兵衛両断 (新潮文庫)作者: 荒山徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/28メディア: ホーム&キッチン購入: 1人 クリック: 75回この商品を含むブログ (63件) を見る 隆慶一郎と山田風太郎。この2大スターを引き合いに出される小説家、というそれどう考…

 柳生学習

最近の読書傾向として、ライトノベルを読まずに他のタイプの本を読んでおります。 そのおかげか、徳川二代と柳生一族への理解が壊滅的に良くなりました。 ちなみに、読んだ順番はこんな感じ。 隆慶一郎「影武者徳川家康」 ↓ 荒山徹「十兵衛両断」 ↓ 隆慶一郎…

 感想 本田透「電波男」(ISBN:4861990025)

内容を要約すると、 二次元をしゃぶりつくした上で、 天下の本田透となる! 二次元である 二次元がモルヒネのように三次元を麻痺させているのだ 開幕から狂いきったテンションで話をどんどん推し進め、そのうち慣れるか? という予想に反してこちらが慣れる…

 感想 奥田英朗「イン・ザ・プール」

<文藝春秋・1238円・ISBN:416320900X> 内容を要約すると「医者にいったら驚いた」 伊良部総合病院の精神科医にして変人の伊良部とそれに関わる人たちのなんとなくなお話。 さておき。 とりあえずは楽しめました。 全然笑えないんですけどね。 なんでも精神…

 「この時代小説がすごい」が無い事について

以前にぶつぶつと考えていた「この時代小説がすごい」の不在に関して、やっとこさあることに気が付きました。 「〜がすごい」が必要なのはなぜかと考えたらば、それはどの本を読んでいいのか分からないからであるということです。 それでその事を時代小説に…

 予告先発

金原瑞人「大人になれないまま成熟するために」*1の感想から発展して「ライトノベルと文学 あるいはオタク教養に対する一助」を計画、というか頭の中に素地が完成。 いっつも素地とは違う形になるというのは内緒だぜ!(親指をぶっ立てつつ) さておき。 後…

 いろいろと思った事

あー思い出すだけで気分が悪い。 ゆえに切れ気味です。支離滅裂複雑怪奇めくらめっぽうなので要旨がつかみにくいかもしれません。 非難反感蔑視貶し、どうぞご自由に。 さてさて。 以前に「おおきく振りかぶって」でいろいろとあまり建設的でない単なる愚痴…

 雑感一つ。

こちらから、関連するようなしないような雑感をば。 結局の所、いわゆる「ふじょし」に対する男オタの感覚というのは「えろげ」に対する女オタに近い物があると思ったり。*1 五十歩百歩だなと思わなくも無しです。 個人的には「ふじょし」の方々は面白い物で…

 本一題

田中啓文「蹴りたい田中」(ISBN:4150307628) 【ハヤカワJA文庫・366p・700円・二〇〇四年六月十五日発行】 内容を要約すると「詰め込みすぎだ!バカ!(褒め言葉)」 基本的にはSFマガジンなどからの短編集ですが、バカ(褒め言葉)方面な「一冊の本」と…