感想 北浜勇介 『USA 3』

USA 3 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 103-3)

USA 3 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 103-3)

 大体の内容。暴力っ娘、世に憚る。すみれさん(雨宮母)もさくらさん(小須田母)も広義では暴力っ娘。よって油断しなくてもすぐに、息を吸うようにライト暴力描写がある漫画になっていて、どうしてこんなことに、とか思ったけれど、良く考えると連載の最初から暴力押しだったなあ。と達観できる事態に陥りました。なんというライト暴力の洗脳。
 あるいは永城先生の更迭と帰還。パンクな頃より女らしく、ということで長くなった髪でポニテにしたりしてますが、まあ髪型変えて中身が変わるなら誰も苦労しないよな。
 見所。1ページ目から突然赤い。というかこんなど赤いカラーがあるか! ある意味この漫画のカラーは赤、というのは分かるけれど、ドクロはヤバイだろ……。たぶん元ネタがあるんだろうけれど……。
 後はマジカル万里子、最強のバカップルに挑む! の特別編もどうしようか、という内容。マジカル万里子ネタ自体がどうしようかなのに、対戦相手が最強バカップルな時点でホントどうしようもない。でも、勝てる相手ではなくても、独り身の平和の為に戦うマジカル万里子に半笑いで敬礼!
 さておき。この頃はまだ恋愛要素があったのだなあ、と懐かしく見ました。名前呼ばせる為だけにゲーム勝負を吹っかけるとか、なんだこの可愛い暴力っ娘。背表紙のオチで言ってるほど無いわけじゃないじゃないですか。とりあえずこの巻までは。というか名前呼ばせ辺りが本当にラブ寄せのピークで、以後は老境の域に達してるからなあ、この漫画。
 話的には上記ゲームで対戦の話とギターヒーローネタが鉄板。ギターヒーローは永城先生イメチェン回でもあり、その上でギターヒーロー楽しそうであったりもするので、この巻では一番お勧めの回だったりします。いやほんと、良くこれだけゲームネタちゃんとできるよなー、と感心しきり。なんか色々危険そうな状態みたいなのは、カバー裏で見て取れて、体には気をつけて、とか言いたいですけれども。