感想 鈴城芹 『家族ゲーム 7』

 大体の内容。「これが伝説の真言大返し! の一歩手前なんだな、これが。」 というくらいにここからが真言の真骨頂という所で今回終わってしまって、これがどうなるか知っている身としては真に歯痒い。こっからが、こっからが素晴らしいってんですよ! と声を大にして言いたい。ですが、言い過ぎてもハードル上がりすぎますよね…。でも言いたい。ここからも素晴らしいんですったら!
 そんな猛りはさておき。
 真言以外の部分の見所は、ぴよ尚武がようやくゴールインしました。展開的に超展開というか、あれよあれよでしたが、読者側の外堀が意外と埋まってたのが良かったんでしょう。それほど無茶という気もしませんでした。というか、そろそろそういう仲なんだからくっつきなよYOU! って思ってましたから、とうとうという事で感慨深いものが。今回、ぴよちゃんが腹痛という事でバイト休む、その前日に尚武と、という所があったり、由寿が夜の秘め事に対して文句言ったりとか、急速にそっち方面に話が行ってるのもポイントでしょうか。エロス!((c)佐天さん)
 エロスというと、葵悟も年相応のエロスというか、睦事というには児戯ながらも、じっくりとコミュニケーションとっており、これがまた妙にエロい。ただ抱き合ったり頭にチューしたり、ってのになんだこのニヨニヨ出来る感覚は! もう、本当に好き合ってるんだなあ、もう。
 今回で新規にラブの道が生まれたのは小竹延山ペアと、紫杏宇藤ペアでしょうか。小竹ペアは物凄い唐突な接近遭遇でしたが、小竹の性癖というかウィークポイントにびしっときてしまったというのはなんだか納得がいきました。でも琴野さんが不憫になってますが。あれは不憫だけど、いい目に合う時がいつかくるさ、いつか、いつかきっと。
 宇藤君と紫杏のペアは、まだ紫杏が恋心なんて無いよ、夏。って状態で、宇藤君が独り相撲にも程がありますが、まあこちらもそのうちいい目に合う時がくるさ。いつか、いつかきっと。いや、今もそんなにいい目に合ってないような…。
 最後に、制服姿のゆきえさんのなんか背徳感のあるエロスボディに脱帽! このゆきえさん凄いよ! そして眼福だよ! 昔のキリリおかん状態のゆきえさんも、この制服来てキリリだったんだろうなあ。それを妄想して更に眼福だよ!